スギHDが目指す世界観実現へ
杉浦社長はこうしたDX施策について「人はライフステージにおいて健康の維持、未病、予防、軽医療、服薬、介護、看護、終末期に至るまで様々な健康ステージを経験します。これらを3つの領域に分け、当社ドラッグストアを中心とするリアル店舗の連合体とデジタルシステムネットワーク、行政連携によりこの世界観の実現をめざしていく」と述べ、同社がドラッグストアして目指すべき道を明確に示した。
高齢化という社会課題に対し、特に懸念される医療費問題。病院と小売の中間に位置するドラッグストアが担える領域は非常に大きい。“受け皿“として、その利便性やサービスが消費者のマインドに響けば、いよいよドラッグストアは小売の域を超え、「地域のヘルスケアステーション」として包括的に住民の生活支援の拠点として、地域に根を張る不可欠な存在へと深化することになる。
提供元・DCSオンライン
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