●リグレッション(エクササイズを簡単にするには)
■オルタネイティッドダンベルプレス(写真3‒1)(写真3‒2)
両手でダンベルを持ちベンチに仰向けになります。両方のダンベルをあげた状態で片方ずつ交互にダンベルを下ろしていきます。このエクササイズは両手でダンベルを保つため、片方のダンベルが「カウンターウエイト」になるため、シングルアームに比べて高重量は扱いやすくなります。両側性と片側性のエクササイズのどちらを採用するかは、目的によって変わりますが、特にスポーツを行っている場合は両方行うのが良いと思います。なぜなら筋力トレーニングをスポーツパフォーマンス向上に転化させるには、どの種目を行うかよりも、スポーツの場面とどのように動きや感覚を結びつけるかという、本人の感覚やセンスによる要因が大きいからです。
したがって両側性のエクササイズを行っても本人次第でスポーツパフォーマンス向上に役立てることは可能なのです。ただ、スポーツのように予測できない動きやバランスを崩された状況で力を発揮するためには、多様なエクササイズを行い多様な感覚を身体に入力することも必要なので、どうすればわからない場合はとりあえず、両側性、片側性の両方のエクササイズを行うのも良いと思います。
井上 大輔(いのうえ・だいすけ)
兵庫県神戸市出身。滋慶学園大阪ハイテクノロジー専門学校スポーツ科学科トレーニング理論実習講師/整体&パーソナルトレーニングジムを経営(兵庫県明石市)/ NSCACSCS/NPO 法人JFTA 理事長/17歳よりトレーニング開始。大学卒業後、スポーツクラブに就職、スポーツコンサルティング事業にかかわる。同時に操整体トレーナー学院学長松下邦義氏に師事、操整体について学ぶ。/2006年NBBF 全日本選手権 第6位。
NPO法人 日本ファンクショナルトレーニング協会 TEL:078-707-3111
提供元・FITNESS LOVE
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