謙虚な人といえば、往々にしてとても良い印象を持つ人の事を思い浮かべるでしょう。日本でも謙虚というのは美徳と言われており、良好な人間関係を築くためにも必要で、様々なメリットもあります。今回は、そんな謙虚な人の特徴、そして謙虚さを身に付けるための心がけなどについて解説します。

目次
謙虚の意味とは
謙虚な人の特徴

謙虚の意味とは

謙虚とは?謙虚な人の特徴&謙虚になるために心がけるポイントを解説!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

そもそも謙虚というのは、辞書を引いてみると「ひかえめでつつましやかなさま」「自分の能力、地位におごることなく、素直な態度で人に接する事の様」と出てきます。すなわち、つつましい性格や言動の事を表した言葉になります。

基本的に、謙虚というと自分をへりくだらせて、出しゃばったり傲慢になる事の無い人を指す筈です。それゆえに悪い意味で使われるという事はほとんどありませんので、一般に誉め言葉として用いられています。

類似する言葉としては「素直」があります。謙虚の説明の中にもありましたが、基本的に謙虚な人は素直でもあります。ただ、謙虚な人は相手の意見を否定せず受け入れられますが、素直な人は思った事をそのまま口にするので、時に異なる意見を提示したりもします。

謙虚な人の特徴

謙虚とは?謙虚な人の特徴&謙虚になるために心がけるポイントを解説!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

謙虚とはどんな意味なのかについて、簡単にではありますが解説しました。普通は誉め言葉として用いられ、悪い意味で使われる事はありませんので、言われて嫌に思う事は無いでしょう。続いてはそんな謙虚な人の特徴について挙げていきます。

謙虚な人の特徴①不必要に口を出さない

謙虚とは?謙虚な人の特徴&謙虚になるために心がけるポイントを解説!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

まず1つ目の特徴は、不必要に口を出さない事です。謙虚な人の対極に位置しているのが、出しゃばりな人です。頼んでもいないのに口を出して来たり、手を出してくるような人の事を、出しゃばりと呼びます。

関係ない事に対して世話を焼かれれば、人によっては鬱陶しく感じるでしょう。しかし、謙虚な人は決してこういった行動はとりません。それは、いきなり他人に手や口を出されればイラついてしまう人がいる事を知っているからです。

口は禍の元、などとも言いますが、出しゃばりな人は特にこれに当てはまってしまいます。そうならないように、不要な口出しや手出しを控えており、しかし本当に助けが必要な時には手を差し伸べてくれます。

謙虚な人の特徴②自分のことを自慢しない

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

2つ目に、自分の事を自慢しないという点が挙げられます。聞いてもいないのにいきなり自分の自慢話や、過去の成果などを言ってくるような人に、果たして謙虚という印象を持つでしょうか?

本当に謙虚な方は、そういった傲慢さとは無縁です。何か大きな成果を挙げたとしても、その後決してそれを他人に自慢するような事はありません。心の中では自分がしっかり頑張った部分もあると認めつつ、それが出来たのは周りの人の協力のお陰であると周囲に感謝の言葉を述べられます。

謙虚な人の特徴③相手の話をきちんと聞く

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

謙虚な人は相手の話はしっかりと聞き入れる事が出来ます。話を聞くのが苦手な人というのは珍しくなく、そういった方は往々にして聞くよりも自分の事を話したがります。それ自体は間違いではないものの、やはり他人の話を聞き入れるのは得意では無いのです。

謙虚な方というのは、周りの人の話にしっかりと耳を傾けられます。話を聞くのが上手であると言い換える事も出来、どんな人が相手であっても、その人の話、意見を否定せず尊重できるというのは、人とのコミュニケーションにおいてとても大切かつ大きな武器です。

こういった聞く姿勢を貫けるというのは、存外難しい事でもあると言われています。それが出来るのが謙虚な人であり、他人の意見を受け入れられるために周りの人からの信頼も得やすいのです。

謙虚な人の特徴④些細なことでも感謝する

謙虚とは?謙虚な人の特徴&謙虚になるために心がけるポイントを解説!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

日々生活している中で、私たちはどれくらい感謝の気持ちを抱いているでしょうか?人から優しくされたりしたときには、感謝の気持ちを持つことでしょうが、それでも一日の中では数える位しかないのがリアルな所です。

謙虚な人は、その感謝というのを些細な所でもするものなのです。例えば仕事で成果を上げたとして、傲慢な人だとそれを自分だけで独り占めしようとします。そうしたくなる気持ちも、分からないではありません。

しかし、実際には様々な人が協力してくれたおかげで成功につながったはずです。謙虚な人はそれをしっかり理解していますので、日々の小さなことでも感謝を口にしてくれます。

謙虚な人の特徴⑤自分の非を認められる

謙虚とは?謙虚な人の特徴&謙虚になるために心がけるポイントを解説!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

無駄にプライドの高い人や、責任感の無い人というのは、自分に間違いなく非があったとしてもそれを素直に認められません。それが続けば、周りからの信用を失うのも時間の問題でしょう。

謙虚な人は、その真逆です。すなわち、自分がミスをした、非があると分かった時には、躊躇なく頭を下げられます。責任感の強さも持ち合わせているために、他人に失敗を押し付ける事は決してありません。

頭を下げる相手というのも、上司などの上の立場の人はもちろんの事、部下に対しても同じく非を認められます。また、他の人のミスであろうと、自分も責任があるという事で謝罪が出来ますから、信頼の度合いはとても高くなります。

謙虚な人の特徴⑥プライドと自信はある

謙虚とは?謙虚な人の特徴&謙虚になるために心がけるポイントを解説!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

自慢をしなかったり、非を認める事が出来るというのは利点でしょうが、ならばプライドや自尊心といったものが無いかと言われれば、そんなことはありません。謙虚な方にも、しっかりとプライドや自信があるのです。

控えめであったり、自己主張が無いのは、決して自身の無さやネガティブさが元になっている訳では無いのです。自分にある程度の自信を持っているからこそ、周りの人の意見を聞いたりできるだけの余裕があるわけです。

また、その上で更に自己を高めようとする気概もあり、かといって必要以上に自分が前に出すぎる事も無いので、謙虚さを周りが常に感じられるのです。