5月6日:みずがめ座η流星群の極大日
見どころレベル★
GWの最後は流星群の観測でしめるのはいかがでしょう。5月6日の未明(0時頃)から7日の明け方が観測チャンス。
しかし、極大時間の17時頃はまだ放射点が昇ってきていません。とはいえ、月明かりがないので、条件は悪くないといえます。
また、冬季のふたご座流星群やしぶんぎ座流星群を観測するときのような寒さもないので、ゆったり見られるのはいいですね。
流星の数は、ひらけたところで1時間あたり10から15個と予想されています。
ちなみに、流星はおもに彗星がまきちらしたダストに由来するので、もととなった彗星を母天体と呼びます。
みずがめ座流星群の母天体はというと、あの有名なハレー彗星。秋に見られるオリオン座流星群と同じです。流星の兄弟、と言えるのかも。
また、東から南東に放射点あたりを見ていると、この日も金星、木星、火星、土星と並んでいるのが見えます。上手く流星と一緒に撮れたら、すごくいい写真になるのでは!
さて、気になるのがGW中の天気。全国的に短い周期で晴れと雨の日が混ざっているので、あげた天文現象のいくつかはチャンスがありそうです。
ぜひ、観測に挑戦してみてくださいね!
参考文献
月が土星、火星、金星、木星に接近(2022年4月)(国立天文台)
2022年4月下旬 水星とプレアデス星団が大接近(AstroArts)
2022年5月の星空(AstroArts)
Vol.03 ギリシア神話のすばる(すばる星空倶楽部)
星空年鑑2022
ウェザーニュース
提供元・ナゾロジー
【関連記事】
・ウミウシに「セルフ斬首と胴体再生」の新行動を発見 生首から心臓まで再生できる(日本)
・人間に必要な「1日の水分量」は、他の霊長類の半分だと判明! 森からの脱出に成功した要因か
・深海の微生物は「自然に起こる水分解」からエネルギーを得ていた?! エイリアン発見につながる研究結果
・「生体工学網膜」が失明治療に革命を起こす?
・人工培養脳を「乳児の脳」まで生育することに成功