目次
5月1日:木星と金星が早朝に大接近
5月2日:細い三日月と水星が接近

5月1日:木星と金星が早朝に大接近

見どころレベル★★★

地球からもっとも明るく見える惑星である金星と木星。

金星は「明けの明星」「宵の明星」という別名のとおりですが、木星も「真夜中の明星」と呼ばれていたほど明るく、目立ちます。そんな「2大スター」が共演中。

最接近となる5月1日は0.2°(満月の見かけ直径の4割ほど)まで近づきます。

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(画像=木星と金星が大接近 / credit: 国立天文台、『ナゾロジー』より引用)

ただし、観測の推奨時刻となる日の出の1時間前は(東京の5月1日の日の出は4時50分頃)、高度10°ほど。東の空のかなりひらけたところで観測する必要があります。

このとき、金星の明るさは−4.1等で木星は−2.1等。明るいので肉眼でも目をひくと思いますが、接近の様子をしっかり見るには双眼鏡を使用しましょう。

高度があがるにつれて、空がどんどん明るくなっていくため、ギリギリまで粘りたいところ。

望遠鏡ですと、昼間の青空でも観測できますが、太陽にはくれぐれも注意してください。

5月2日:細い三日月と水星が接近

見どころレベル★★

夕方に満ち始めたばかりの細い三日月と水星が接近する様子が見られます。

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(画像=夜明けの三日月と金星 / credit: ofugutan / 金星と並ぶ三日月、『ナゾロジー』より引用)

三日月と並ぶ星はアクセサリーなどのデザインでおなじみ。絵になる人気の天文現象ですよね。

おそらく上の写真のような、三日月と金星が一番ポピュラーですが、三日月と水星は見たことがある人は少ないはず。

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(画像=水星と三日月、プレアデス星団の共演 / credit: ofugutan、『ナゾロジー』より引用)

4月30日に水星に大接近となったプレアデス星団もまだ近くにあり、双眼鏡の同一視野内に月、水星、プレアデス星団が一度に見られます!

見応えとしては★3をつけたいのですが、高度が10度未満のため、西が非常にひらけた場所でないと見られないのが残念なところ。