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時を経て再評価されたP50
現在でも購入できる「世界最小のクルマ」
時を経て再評価されたP50
オリジナルP50 が生産・販売された1960年代は、すでにバブルカーの時代は過ぎ去り、人々の目は小型乗用車に注がれていました。そんな事情もあって、P50の生産はわずか47台で終了します。
しかし2007年には、英国BBCの大人気番組だった「TOP GEAR(トップギア)」に取り上げられたことで、突然スポットを浴びることになります。
人気司会者、ジェレミー・クラーソン自らがP50のステアリングを握りスタジオに登場するのですが、市街地を走行した後、P50を携えてオフィスに侵入、エレベーターには自走で乗りますがバックギアの無いP50は居合わせた女性に押してもらってます。その後もオフィスをうろうろしたり、収録中のスタジオを横切ったり、最高にシュールな使い方をして大はしゃぎしていました。
この番組で取り上げられたことも関係あるのか、2010年にP50が復刻されます。
現在でも購入できる「世界最小のクルマ」
2010年にピール・エンジニアリング・リミテッド(同じピール・エンジニアリングですが、1960年代当時とは別会社となっているようです)が復刻したP50は、同年に「世界最小の量産車(smallest production car)」としてギネスに登録されます。
オリジナルに極めて近い愛くるしい外観に、足回りやエンジンなどは現代のものに刷新された新しいP50は、なんとパワーユニットはモーター、つまりEV仕様となったのです。またガソリンエンジン仕様(4ストロークエンジン、3馬力)も用意、さらに弱点だったバックギアも用意されて現代に甦りました。
気になるお値段は、£10,899~£11,699(約162万円~174万円)とのこと。その気になれば、あなたもギネス認定のクルマを手にすることができる、かもしれませんね。
提供元・CarMe
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