さらに希少!幻のクルマ「ケンメリGT-R」って?

【動画】やはり美しい!48年のケンメリをレストア
(画像=『CarMe』より引用)

先ほど少しお話したケンメリGT-Rとはどういったクルマなのでしょうか。ケンメリGT-Rは先代ハコスカGT-Rの意思をしっかり受け継いだものの、排気ガス規制の基準を満たすことが出来ず、発売から4か月で生産終了に追い込まれてしまいました。生産台数はたったの197台しかなく、幻のGT-Rと呼ばれています。

その希少さからケンメリGT-Rに憧れる人は多く、今回紹介する動画のようなケンメリGT-Xのリアフェンダーなどを加工したGT-R仕様といったものまで出回るほどでした。

希少ではGT-Rに敵いませんが、GT-XにはGT-Xの良さがあります。当時市場に出回っていたのはGT-Xなので、ケンメリを懐かしく感じる方の多くはGT-Xとの思い出があるのではないでしょうか。この動画では正当なGT-Xの形を大切にフルレストアしており、その渋い格好良さや、特長であるリアフェンダーのラインを評価する声が多く見られます。

【動画】ケンメリをフルレストア!

レストアとは、「restore=回復する」という意味で、老朽化などの原因により劣化した車を修復し復元することです。これは、クルマを単に修理するというわけではありません。ケンメリやハコスカと言った旧車は何十年も前のクルマであるために、補修パーツや純正パーツなどが手に入らなくなっています。

そのため既存のパーツを扱うときは、現行車とは比べ物にならない程の注意が必要で、交換が必要なパーツは一から作らなければなりません。古くなったボディーの鈑金加工も並みの技術では難しく、そこまでして新車のように仕上げ、初めてレストアと言えるようになります。

いまだにマニアから根強い人気を誇るケンメリですが、現実的に考えると既に何十年も前のものです。満足に走らせることさえ難しいであろう状況の物も珍しくないかと思いますが、エクステリアからエンジンルームまで綺麗にレストアされました。

さらにこの動画では、当時L型チューニングにおける三種の神器と言われた「ソレ(ソレックス)・タコ(エキゾーストマニホールド)・デュアル(デュアルマフラー)」も追加されるなど、レストアと同時にチューニングアップも行われたようです。

このように旧車を現代でもしっかりと走れるように修復するレストア技術は、クラシックカーマニアにとっては途絶えて欲しくない、必要不可欠な技術です。

提供元・CarMe

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