ダンベル・ベントオーバーロウイングの行い方

初めにダンベルを握る際のグリップの確認です。ダンベルを握る際は(写真2−1)のように、正しく握ります。特にストラップを多用するトレーニーはグリップが疎かになり(写真2−2)のようなグリップになってしまいがちです。特に肩関節が正しくはまっていないと、このようなグリップになるので注意が必要です。

ダンベルベントオーバーロウイングの動作を鍛える
(画像=2-1 正しいダンベルの握り方、『FITNESS LOVE』より引用)
ダンベルベントオーバーロウイングの動作を鍛える
(画像=2-2 間違ったダンベルの握り方、『FITNESS LOVE』より引用)

そしてダンベルを持ったまま、直立して体幹がまっすぐな姿勢を確認してから(写真2−3)骨盤を後方にスライドします。(写真2−4)そのまま肩甲骨を寄せないでダンベルを引きます。ダンベルはニュートラルグリップで挙上し、自身の肩が一番スムーズな状態で挙上できる角度を探してください。

ダンベルベントオーバーロウイングの動作を鍛える
(画像=2-3 最初に腹圧が入りやすい正しい直立姿勢を取る、『FITNESS LOVE』より引用)
ダンベルベントオーバーロウイングの動作を鍛える
(画像=2-4 そのまま骨盤を後方にスライドしてから、ダンベルを引く、『FITNESS LOVE』より引用)

首はまっすぐにします。顎が上がった状態では首の後ろの僧帽筋や肩甲挙筋が緊張するので、広背筋から刺激が逃げてしまう可能性があります。
この連載では何度も申しますが、広背筋は肩甲骨の動きにほとんど関わっていないので、肩甲骨を寄せるのではなく、肩甲骨を固定してダンベルを挙上すると、より広背筋の発達に効果的になります。

●リグレッション(原点回帰)とプログレッション(エクササイズの発展)
●ダンベル・ベントオーバーロウイングのリグレッション
●ダンベル・ベントオーバーロウイング (骨盤固定)(写真3−1)

ダンベルベントオーバーロウイングの動作を鍛える
(画像=3-1 骨盤を固定したダンベル・ベントオーバーロウイング、『FITNESS LOVE』より引用)

体の軸が安定していないトレーニーは、壁に骨盤を固定してベントオーバーロウイングを行うと良いでしょう。その際壁を殿部で押して、上体は殿部から離すように引っ張り合いながら行います。
ダンベル・ベントロウを正しく行うためには、腹圧を入れる、正しい重心を取る、肩甲骨を固定する、などたくさんの注意点がありますが、それらを正しく行うことで、より機能的な体を手に入れることができます。難しいですが、ぜひチャレンジしてみてください。

提供元・FITNESS LOVE

【関連記事】
筋トレ初心者必見!「筋トレメニューの組み方」トップボディビルダー2名が考えた特別メニュー
激痩せ法公開!驚きの”ビフォーアフター“8選
腹筋は毎日やるべき!?腹筋ワークアウトの頻度
肩トレで気を付けてほしい重要なこと
スポーツジムで聞きました!「みんなプロテインは1日何回飲んでいるの?」