「中古=汚い、うさんくさい」のイメージ払しょくに努める

(画像=セカンドストリートアメリカ村店(大阪府)内観、『DCSオンライン』より 引用)
セカンドストリートの歴史は古く、1996年に香川県高松市で第一号店が開業。家電・雑貨のリサイクルショップからスタートし、そこからアパレルへとカテゴリーを広げながら全国に店舗展開していった。
「創業した約30年前は、リサイクルショップという業態がまだ根づいていなかった。店内の内装も暗く、『中古=汚い、うさんくさい』というネガティブなイメージを持たれていた」(今泉氏)
そのネガティブなイメージを払しょくするため、内装は白を基調として清潔感を持たせ、商品をより明るく、魅力的に見せる店舗設計を心がけてきた。そこにSDGsなどの追い風が吹き、リユースがポジティブな消費カルチャーとして世間に広まっていった。
また、リユースといえばこれまでは「中古=安い」が唯一の価値といってよかったが、今日では「3年前のあのモデル」「レトロなあのブランド」など希少アイテムが手に入るという、リユースならではの新たな体験価値が生まれている。
「たとえば若者の間では、90年代のストリートブランドが逆に新しく、かっこいいアイテムとして再評価されている。そういう一点ものを求めるニーズも高まっている」(同)