車を持っている人であれば「購入するマンションに駐車場があるか」は気になるところでしょう。しかし、マンションの駐車場と言っても様々なタイプや契約方法があります。意外に奥が深い、中古マンション購入時の駐車場についてまとめました。

目次
はじめにマンション専用の駐車場があるかを確認
マンション専用の駐車場はどんなタイプなのかを確認

はじめにマンション専用の駐車場があるかを確認

「中古マンションの駐車場」には、大きく2つのパターンがあります。それは、「マンション専用の駐車場と契約する場合」と「近隣の月極駐車場と契約する場合」です。

さらに、マンション専用の駐車場には、「敷地内にあるもの」と「別の敷地に確保しているもの」があります。物件情報に「専用駐車場あり」と記載されている場合、敷地内・敷地外のどちらなのかを確認しましょう。

専用駐車場に空きがない場合は、近隣の月極駐車場を自分で探すしかありません。しかし、近隣の月極駐車場の空きがないことも考えられるため、早めにリサーチをはじめた方が賢明です。

月極駐車場探しは、その地域に根ざした不動産会社や、不動産検索サイトをあたる他に、現地を実際に歩き回って探してみるのもいいでしょう。月極駐車場は、現地の看板に地主の携帯番号を表記するような形だけで募集している可能性もあるからです。

マンション専用の駐車場はどんなタイプなのかを確認

マンション専用の駐車場をさらに細かく考えていくと、タイプは様々です。大きくは次の3つに分かれます。

  • マンションの敷地内にそのまま置く駐車場
  • マンション地下の駐車場
  • マンション横に設置してある機械式の駐車場

上記のうち、敷地内にそのまま置く駐車場は大半が屋根なし、地下や横置きの駐車場は屋根ありになります。高級車や稀少価値の高い車を所有されている方は、風雨の影響やセキュリティ面で不安が残るため、「駐車場があっても屋根がないのでNG」ということも考えられます。

また、築古マンションで多く見られるタイプが、建物の一階を駐車場にした構造です。これは建物の基礎となる一階に柱や壁が少ない構造のため、耐震性が弱いと言われています。このような中古マンションは必ず「過去に耐震補強工事がされているか」を確認してから購入しましょう。

また、大型の本格4WDや全長や幅が大きめの外車に乗っている方は、1 台あたりの駐車スペースも忘れずに確認しましょう。特に機械式駐車場では、通常サイズの車しか駐車できない、あるいは、大きめの駐車スペースは数が少ないため空いていないということも考えられます。