軽い一口が重い結果に

食後のデザートに口に入れていたのは、生ケーキ、菓子パン、お菓子です。これらが体重を増加させた原因であることは明らかです。メインの食事は野菜や食物繊維を豊富に取っていたので、過剰なカロリー摂取はないと思います。が、問題はデザートです。ひどい時には、ケーキと菓子パンの両方を食べるという体たらく。メインの食事の他に1,000kcalものエクストラのエネルギーを摂取していました。こうしたデザートは山盛りの脂肪、糖質、添加物、そして大きなカロリーを摂ることになります。内臓への負担は大きいのに、脳が糖分の誘いに侵されてしまうことで、ついつい甘いものに手が伸びてしまうのです。

頻繁に甘いものを食べると、食後のデザートがなければ食事が完結した気になりません。悪い食習慣が作られてしまい、「軽い一口」が「重い結果」を呼ぶことになりました。こうして、食後のデザートで得たカロリーの積み上げが、今の残念な結果を招いたと考えます。

悪習慣は新習慣で上書き保存

悪い習慣は新たな習慣で上書き保存をすることでしか解決できません。

まず、食後のデザートはすべてカット。食後はすぐに歯を磨いてしまう、という新たな習慣で上書き保存をします。また、緩慢な変化のさなかで問題が肥大化する前に気づくためにも、毎日体重を測ってアプリに記録することにします。問題が発生したら即座に対応するアジリティを確保します。

「ダイエットに筋トレ」が決して万能ではない理由
(画像=▲早速、アプリをiPhoneにインストールしました。、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

また、ダイエットが難しい最大の要因は「食べたい」という原始的欲求によるものです。人間の3大欲求の中でも、最大級の強さを誇る食欲に打ち勝つのは簡単なことではありません。ですので、メインの食事を終えた後にどうしても強烈な食欲が襲ってきた場合は、「食べたいけど食べない」ではなく「食べても問題ないものを食べる」という行動を取ります。

そこで選んだのはミューズリーです。安い、健康、手軽、というものでgあたりのカロリーは小さくないですが、繊維が多いのでそもそもたくさん食べられません。さらには完全に乾燥しているので保存性にも優れ、モビリティも抜群です。食後のデザートに生ケーキや菓子パンを食べる代わりに、どうしても食欲に負けそうな時には、これを食べることにします。なんならドライフルーツを加えて、夜食を完全にミューズリーに置き換えてもいいかもしれません。

「ダイエットに筋トレ」が決して万能ではない理由
(画像=▲思い立った1分後にAmazonで注文しました。ダイエットもビジネスも行動力が命!、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

これで様子を見てみます。緩慢に増加した体重は緩慢にしか減らせません。険しい長期戦を乗り越えるために、新たな戦略を構築できたので、後は行動を毎日コツコツ積み上げていきます。

「ダイエットに筋トレ」が決して万能ではない理由
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

■無料で不定期配信している「黒坂岳央の公式メールマガジン」。ためになる情報や、読者限定企画、イベントのご案内、非公開動画や音声も配信します。

文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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