目次
4ローターのロータリーエンジンとは?
ズバリ、気になる費用は?

4ローターのロータリーエンジンとは?

2ローターのロータリーエンジンを4ローターに変えたい!いくらかかる?
(画像=『CarMe』より引用)

※画像はR26B型ロータリーエンジン

一方、4ローターのロータリーエンジンは、すべてがレース用で、757Eに搭載された13J、767に搭載された13J改、767Bに搭載された13J改改、1991年のルマン24時間レースで総合優勝した787Bに搭載されたR26Bが挙げられます。

この4ローターのロータリーエンジンを市販車へ搭載できるかですが、比較的簡単な構造のため、十分な知識や部品、ツールがあれば、個人でも可能とのこと。問題は費用、ということになりそうです。

【頭文字Dの高橋啓介RX-7 】土屋圭市と五味やすたかがRX-7とRX-8でマツダのロータリーエンジンを80分フル堪能!五味さん、強化クラッチに悪戦苦闘?!CARPRIMEヴィンテージタイムス

ズバリ、気になる費用は?

気になる費用を、2つのチューニングショップに聞いてみました。どちらもRX-7に搭載されている13Bエンジンがベースとなっています。

チューニングショップAによると…
『4ローターキットの価格は、補器類のない状態4ローターショートエンジン(サイドポート仕様)で約300万円です。フルチューンエンジンは、さらに40万円+α(オプション部品)となります。FDの場合、ミッションを後方に10センチ下げた搭載方法で車検取得までだと、最低金額700万円くらい。さらに音量を抑えるために、燃料タンク移設、大型サイレンサー製作で100万円程度の予算が必要です』とのこと。

特殊な内容であるため、各ユーザーと打ち合わせの上、実施しており、この数字はあくまで目安であって、正確な見積もりは難しいようです。

続いてチューニングショップBによると…
『エンジンはペリフェラルポートNA使用で、おおよそ400万円(コンプリートエンジン)。エキマニ、マフラーインマニ、クラッチ、配線、ECU等は含まれていません。どのような仕様にするか、どのような車両に搭載するかで価格は変わってくるので、この価格がスタートだと思って頂ければ幸いです』とのこと。

2つのショップの話をまとめてみると、補機類別のスタート価格が300~400万円。チューニングの方向にもよりますが、一般道を走れるようになるまでに、最低でも800万円ぐらいはかかってしまう計算になります。

これまでレースの世界でしかお目にかかれなかった4ローターロータリーエンジンだけに、搭載するにはとてつもない高額なお金と労力が必要のようです。

しかし、4ローターのロータリーエンジンを搭載したRX-7は、きっとこれまで味わったことのない歓びと、誰も見たことのない世界を見せてくれるでしょうね。

提供元・CarMe

【関連記事】
車用キズ消しおすすめ12選!車のキズを消そう【2020年版】
【2020年版】お金がなくても乗りやすい国産スポーツカーおすすめ10選!平均中古価格も掲載!
ポルシェに認められたネクセンタイヤ…オールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を飯田裕子氏が徹底解説
119.9万円から...大人気SUVのトヨタランドクルーザープラドの中古購入をおすすめする理由と評価
「燃料残量警告灯(ガソリンランプ)」が点滅しても、あと50kmは走行できるって本当?