本来、マスクのあるべき姿
ワクチンと同じで
したい人はするが、他人に強制しない
というのが本来の姿ではないですか。ワクチンも同じです。
逆に他人に「ワクチン打つな」という反ワクも反社会的だし、マスクをしている人から剥ぎ取るのもあり得ません。ところがマスクを社会が実質的に強制することだけ誰も非難しない。これはおかしいでしょう。飲食店やスーパーはもとより屋外の野球場、サッカー場まで「マスクをしろ」「大声を出すな」と放送しまくるのは、あきらかに何かあったときの責任回避、そしてクレームを恐れてのことです。
どうしたらマスクを外せるか
世界各国はマスクを法律で規制し、感染拡大時など必要な時には国(アメリカでは州)がマスクをするようにさせます。しかし日本の場合は法律でなく、あくまでサービス側が独自の判断で依頼をします。依頼と言ってもしていないと入店や入場を拒否するので実質的には強制です。強制するのはできるが、解除ができない。誰もその判断が下せない。先に解除したらクレームの嵐になるかもしれない。
本来なら政府が「コロナは終わりました。普通の生活に戻りましょう」と宣言するのが一番だが、岸田「先送り」総理は批判が集中して高齢者の支持が下がるのを懸念してそれができない。であれぱいっそ
まん防の発令中はマスク着用をお願いできる
というように法律を変えたらいかがでしょう。 発令中はお願いできるが、解除されたらお願いできなくなるわけで、したい人だけすることになる。いままでに戻るわけだ。
これなら「なんでマスクしてない客が店内にいるんだ」とモンスターカスタマーが怒鳴りだしても「もうまん防か解除されたので強制ではなくてしたい人がすることになりました」と言うことができます。
日本が経済を少しでも回復するには、止められない円安に乗じたインバウンド呼び込みしか即効性がないわけですが、この最大の障害がピーク時の1/20しか入国させない馬鹿規制と下手したら1日かかる空港のPCR検査。そして飲食店やホテルなどでの非科学的で過剰なコロナ対策です。政治家ならここをはやくなんとかしてもらいたい。憲法改正どころじゃないですわ。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年4月18日の記事より転載させていただきました。
文・永江一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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