マスクの効果はあったのか

もしあるとするなら、全員が律儀にマスクをしている日本で第6波は広がるわけはなかった。東京も大阪も市中感染率がずっと10%を超えていたデータから見ても、かかりやすい人はみんなかかったはず。

日本人のマスクをどう外すか
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

東京都は第6波では100万人が陽性になった。微熱や喉の痛み程度で検査をしなかった人のほうがずっと多かったはずで、少なめに見ても人口の3割や4割以上は罹患したはずだ。

Twitterで4200人に訊いたところ、病院に行くのは5%

日本人のマスクをどう外すか
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

東京の1000万人が罹患済みでもおかしくはないということになりますね。

日本人のマスクをどう外すか
(画像=monzenmachi/iStock、『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

医療用のN95ならまだしも、普通の布やポリウレタンマスクでは「感染拡大速度を遅くする」効果までないとは否定しないが、飯食ってるときは外すし、家庭に戻っても外す。

マスクはひとことでいうと「ないよりマシ」かもしれない程度だと思う。これは誰も否定しないのではないか。

そういうと、ないよりましならみんなでしたほうがよいというのがマスク警察の皆さんだが、それならしないよりマシだから永遠に国境閉ざして鎖国していれば良いし、しないよりマシだから永遠にロックダウンしていればいいじゃん。になりますよね。

お医者さんがしないよりマシだから永遠にマスクしていて欲しいというのは気持ちとしてはわかるのだが、マスクには非常に大きな弊害があります。

マスクを強制されることによる弊害

最大の弊害はマインドの低下です

強制されているのでイヤイヤながらしているという精神的な圧迫。周囲を見ると全員がしていて「ああ、いまは非常事態なんだな」ということが視野にはいります。購買意欲も遊ぶ意欲もげっそりと下がります。入った飲食店で固定式の分厚いアクリル板でげっそりして二度と行かなくなったこともあります。

マスクを忘れて取りに戻ったことは誰にでもあるでしょう。「マスクくらいすれば良いのに」という人は自分が苦痛でないから他人も苦痛でないと考えているわけですが、そんなことはありません。多くの人は苦痛だけど非難の目を恐れて「馬鹿馬鹿しい」と思いながらしているだけです。

オミクロン全盛のときの世論調査ではミドルエイジ以上の男性でマスクに対する嫌悪感が強く、中高年女性は逆に抵抗がない。理由が「化粧しなくて良いから」・・・??

また、日本は超円安で、これからすぐに景気回復するためには国境を全解放してインバウンドを呼び込むしかないわけですが、

欧米人はマスクが大嫌い!!!

なのです。知人のアメリカ人も「日本はマスクしないとダメなんだろう。だったら行きたくない」と言ってますし、観光を昨年から再開したタイでは欧米人観光客がマスクを絶対しないため、大困り的な記事が出ていました。

空気感染が主な感染源と分かっていて接触感染はほとんどないことも明確になっているのに、いまだにアルコール消毒、トイレ規制、エアタオル規制、アクリル板に汚いレジのビラビラという馬鹿馬鹿しい非科学的なやり方ばかりを店やサービス側が強制する日本は、世界中から見てかなり異様です。

夏の屋外でのマスク強要は子供の体育やスポーツ時には危険ですし、顔の表情が見えないことで教師はみんな苦労されてます。少なくとも教育にはよくないのは明確です。