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雨漏りの応急処置でしてはいけないこと
雨漏りは原因箇所の修理が必要

雨漏りの応急処置でしてはいけないこと

雨漏りの修理費用や業者の選び方を徹底解説!自分でできる応急処置はある?
(画像=『工具男子』より引用)

雨漏りの応急処置を誤ると、被害を軽減するどころか、状況を悪化させる可能性があります。例えば、雨漏りの原因を特定せずに、目に見えるひび割れをすべて補修することはお勧めできません。

雨水の流れを変えようと無責任に補修材を塗ると、排水のバランスを崩す恐れがあるため、どこから漏れているかわからない状態でとりあえず見える部分だけ補修してしまうのは危険です。

建物全体の排水バランスが崩れ、変なところに水がたまると、そこから新たな雨漏りが発生する可能性があります。雨漏りの原因が特定できない場合は、無駄な修繕をせず、専門家にお任せください。

雨漏りの修理費用や業者の選び方を徹底解説!自分でできる応急処置はある?
(画像=『工具男子』より引用)

中には、板を貼り付けることで雨漏りを防ごうとする方もおられます。とはいえ、素人が新しい釘を屋根に打ち込むことはお勧めできませんし、避けるべきです。屋根に打つ釘は、骨組みの木材を貫通しないように調整しながら打ちます。

これは職人の腕があってこその技術であり、誰もが同じようにできるわけではありません。釘が木部に刺さると、雨漏りを悪化させるだけです。

雨漏りは原因箇所の修理が必要

雨漏りの修理費用や業者の選び方を徹底解説!自分でできる応急処置はある?
(画像=『工具男子』より引用)

雨漏りの厄介なところは、実際に部屋の中で雨漏りしている場所と、雨漏りの発生源の場所が必ずしも一致しないことです。内側から見て、穴が開いていることがわかるような雨漏りはほとんどありません。

たとえ穴が見つかっても、本当の原因は別のところにあるかもしれません。自分で探すのは難しい、穴を塞いでも雨漏りが止まらないと感じたら、自分で探そうとせず、業者にお任せください。

また、自分でできる応急処置はコーキングで穴を塞ぐことだけなので、長期間放置していた場合、雨漏り箇所付近の柱や壁がもろくなっている可能性があり、その部分の修理も必要になってきます。

雨漏りの修理費用や業者の選び方を徹底解説!自分でできる応急処置はある?
(画像=『工具男子』より引用)

そもそも雨漏りの原因が物がぶつかったことではない場合、建物自体の劣化が始まっている可能性があります。その場合、雨漏りを修理しても、すぐに別の場所で雨漏りが始まってしまい、大規模な改修が必要になります。

建物が劣化しているかどうかは素人には判断が難しいので、応急処置として雨漏りを修理した後は、できるだけ早く専門家にチェックしてもらいましょう。

雨漏りを修理できる業者とは

雨漏りの修理費用や業者の選び方を徹底解説!自分でできる応急処置はある?
(画像=『工具男子』より引用)

家を建てた場合、依頼したハウスメーカーに連絡すれば、雨漏り修理の見積もりを出してもらえます。雨漏りが発生したときに取られる最も一般的な方法ですが、実はハウスメーカーからはあまり勧められない方法です。

なぜなら、ハウスメーカーには多くのスタッフがいて、人件費に莫大なお金をかけているからです。雨漏りの修理を依頼すれば、当然その分も請求されるので、最終的に高い金額を請求される可能性が高いのです。

雨漏りの修理費用や業者の選び方を徹底解説!自分でできる応急処置はある?
(画像=『工具男子』より引用)

ただし、施工後10年未満で雨漏りが残っている場合は、保険の対象として無料で修理してくれる場合もあります。詳しくは、担当店舗に問い合わせてみましょう。

施工後10年以上経過している場合は、塗装業者に依頼することをおすすめします。特に外壁やバルコニーからの雨漏り補修に強いです。

業者に依頼する際は、雨漏り診断士が在籍しているかどうかを確認しましょう。雨漏り診断士がいれば、雨漏りの原因をはっきりさせることができます。

雨漏りを修理できる業者の選び方

雨漏りの修理費用や業者の選び方を徹底解説!自分でできる応急処置はある?
(画像=『工具男子』より引用)

雨漏り修理を依頼する際に大切なのは、業者の経験や実績です。雨漏りの修理は多岐に渡るため、様々な技術が必要となります。見積もり金額だけで判断してしまうと、修理後に雨漏りが再発してしまうこともあります。

まずは、雨漏りの場所によって業者を選択することをおすすめします。ご自宅が2階建ての場合、水漏れが2階にある場合と1階にある場合では、修理する業者を変えた方がよいでしょう。

雨漏りのルートがわからず、業者選びが難しい場合は、雨漏り診断士や建築板金主要技能者の資格を持つ作業員がいる雨漏り修理業者を選びましょう。