石抱えたタコ手中
負けじと狙っていくと、ガシッと根掛かりの衝撃。竿をあおったり、緩めたりしても外れず、半ばあきらめて強引に引くと、ジワリとわずかに動いた。
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(画像=本命をキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)、『TSURINEWS』より引用)
「ん?これはタコが乗っている?」と思いながら、あまりにも重いので竿尻を腹にあてて巻き上げ。「この重量感だと2kgはあるな……」と、取らぬ狸のなんとやら。やりとりを見ていた船長がタモを持ってスタンバイ。すると、漬物石のような大きな石を抱えたタコが浮上。これには船長も大笑い。
誘い&取り込みのコツ
乗りが遠くなると、次つぎと流し変えていく。どのポイントもゴツゴツとした海底の感触は伝わるが根掛かりはなく釣りやすい。
誘っていると突然、ジワッと重さを感じる。タコがエギに触れた瞬間だ。この反応を感じたら5秒ほど竿の動きを止め、抱き着く間を与える。そのまま、重さを感じながら大アワセ。ハリが完全に刺さるよう強めにアワせること。
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(画像=順調に釣果を伸ばした(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)、『TSURINEWS』より引用)
このあと訪れる重量感がなんとも心地いい。あとはミチイトをたるませずに一定の速度で巻き上げ。サキイトが見えたら竿を立てながら引き寄せ、掛かりどころを見て一気に抜き上げる。
このとき、船底や船べりに当ててしまうと吸いついてバレの原因になるので要注意。掛かりが浅かったり、大型は迷わずタモ取りをお願いしよう。取り込んだら、持参した洗濯ネットに入れて、海水を張ったオケのなかへ。