複業を始めるときの注意点
複業のメリットと同様に、注意点も合わせて確認しましょう。以下3つのポイントにまとめました。
- 自己管理能力が求められる
- それぞれに業務における責任が増える
- 専門性が求められる
注意点1. 自己管理能力が求められる
仕事が増える分、時間・体力的コストがより多くかかることは否めません。スケジュール調整や体調管理など、自分で自分を整える習慣づくりが必須となります。
またメンバーと丁寧にやりとりをしながら仕事を進めていく業務においては、細やかな報告・連絡・相談が必要不可欠です。一部の仕事に集中し過ぎて、ほかが疎かにならないよう、バランスを見極めるのも重要となります。
注意点2. それぞれの業務における責任が増える
本業が複数ある以上、それぞれに対して責任を求められるのは必然です。
本人は「複数の仕事があって大変」「あっちを済ませたあと、こっちを進めなきゃ」と日々大変かもしれません。しかしクライアントやチームメンバーには影響が出ないよう、しっかり進捗やタスク管理をする必要があります。
注意点3. 専門性が求められる
それぞれの業務で専門的な知識が求められるのも、複業の特徴です。
データ入力など単純作業を行う副業であれば、そこまで専門性を求められる場面はないかもしれません。しかし複数の本業を同時併行させる「複業」では、中途半端な知識やスキルだけでは、クライアントに迷惑をかけてしまう可能性があります。
どの仕事も本業だ、という意識を忘れないことが大切です。
複業の始め方3ステップ
「複業に興味はあるけど、何から始めたらいいのかわからない」方も多いかもしれません。複業は以下の3ステップで始めるのがおすすめです。
- できること、やりたいことの棚卸しをする
- ポートフォリオを制作する
- クラウドソーシングやマッチングサービスに登録する
ステップ1. できること、やりたいことの棚卸しをする
まずは「できること」「やりたいこと」それぞれを箇条書きにしてみましょう。
いまの仕事ではどんな業務を任されているのか。上司やチームメンバーから褒められ、頼りにされることは何か。どんな立ち回りが求められているか。そこから自分が持っている知識やスキルを言語化していきます。
次に考えるのが自分の「やりたいこと」、いまの仕事とは別に、どんな仕事をしてみたいのか。どんなことに興味があるのか。いまの仕事や趣味と関連することから広げたいのか。それともまったく新しい分野を開拓したいのか。
「できること」「やりたいこと」を棚卸しして、それを軸に「どんな複業をするか」を選びます。具体的にどんな複業があるかは、記事末にご紹介しているのでご参照ください。
ステップ2. ポートフォリオ・プロフィールを制作する
Webデザイナーやライター、マーケター、エンジニアなどの専門職の場合は、実績をまとめたポートフォリオやプロフィールを制作しておくのも大切です。クライアントに向けて「自分はどんな仕事ができるのか」を知らせるツールを持っておくと、営業に役立ちます。
ステップ3. クラウドソーシングやマッチングサービスに登録する
どんな複業をしたいかを明確にし、自分のスキルと実績をまとめたら実際にクラウドソーシングやマッチングサービスに登録し、求人を探してみましょう。
未経験の場合は少々ハードルが高いかもしれませんが、経験や知識のある分野であれば、すぐにでも獲得できる求人があるかもしれません。
たとえばライティングや編集の経験またはSEOの知識があれば、記事制作やオウンドメディアの立ち上げなど、経験のある分野や、その分野と関連した仕事から挑戦するのがおすすめです。
フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』でも、さまざまな職種・条件の案件をご紹介しています。