不動産投資をはじめる時、多くの方が金融機関からの融資を元手にするでしょう。それだけに、はじめて不動産投資をする方にとって「どのくらい融資が受けられるか」「そもそも自分は融資してもらえるのか」は気になるテーマです。このコラムでは不動産融資のよくあるギモンを解説していきます。
目次
不動産投資の融資審査の中身はブラックボックス
ローン残債があるからNGという思い込みは禁物
不動産投資の融資審査の中身はブラックボックス
タイトルの「不動産投資で借りられる限度額はいくら?」という問いについては、さまざまな見解があります。「10倍、20倍……30倍まで可能」と言う方もいますし、「一般的な年収でも億単位で融資可能」という意見もあります。しかし、これらは融資可能額の目安にはなりません。なぜなら、融資の上限や審査基準は金融機関ごとに異なるからです。
それを踏まえて、不動産投資の融資で大事なのは、購入したい物件が見つかったら「まずは申込みをしてみる」ことです。その結果、自分の年収だと審査がキツイかな、という方でも通ることもあります。逆に、審査に通って当たり前、と思っていた方が通らないこともあります。審査の中身はブラックボックスですので「絶対法則」はないのです。
ローン残債があるからNGという思い込みは禁物
不動産投資の融資において「絶対法則」はないものの「傾向」はあります。参考情報として、それを知っておくことも大切です。次の項目に該当する人が、融資に有利と言われます。
- 年収が多い
- 自己資金(頭金)が多い
- 貯金がある
- 車やマイホームのローンがない
「自分は条件に該当していないから、不動産投資はできない」という思い込みは禁物です。貯金があまりなかったり、ローン残債があったりする方でも、評価の高い物件であれば融資が通るケースは多々あります。なぜなら、不動産投資の融資は「個人属性+物件評価」で審査されるからです。