毎年、数多くの新作ウォッチが登場するなかで、時計ファン最大の関心事のひとつはロレックスがどんなニューモデルを発表するかということ。やはり、それだけこのブランドは影響力のある存在といえるでしょう。そんななか、今年は「GMTマスター Ⅱ」「エアキング」「ロレックス ディープシー」などの新作を発表しました。

新たなタイムゾーンの表示が可能な高機能GMTは、早くも世のジェットセッターの羨望の的に!

「GMTマスター Ⅱ」は、1950年代に登場したパイロットウォッチ「GMTマスター」の後継機として、より機能性をアップさせて1982年に発表されました。その後も進化を続け、2018年には新世代ムーブメントを搭載した新作が発表され、その際にかつては象徴的な存在だった赤青ベゼル、翌年には青黒ベゼルが登場してファンを喜ばせたことも記憶に新しいところです。



新作でまず目につくのは、リューズを左サイドに設置していることです。これにともない、文字盤のサイクロップレンズ付きデイト表示も9時位置に移動しました。さらに24時間表示の両方向回転セラミック製ベゼルにはグリーン×ブラックの2トーンを採用し、これと文字盤センターのグリーンのGMT針との併用により、新たなタイムゾーンの表示が可能な高機能GMTとなります。なお、搭載ムーブメントは現行モデルと同様のキャリバー3285で、約70時間のパワーリザーブです。

「GMTマスター Ⅱ」
¥1,224,300(税込予価)
発売時期未定
ケース径:40mm
ケース素材:ステンレススティール
ストラップ:ステンレススティール
ムーブメント:Cal.3285(自動巻き)
パワーリザーブ:約70時間
防水性:100m防水
新型サブマリーナーやエクスプローラーにも採用される自社製キャリバー3230を搭載

また「エアキング」は、1950年代をルーツとする伝統的モデルで、現行ロレックスの中で最古のペットネームをもつ1本。ノンデイトのスタンダードモデルとして長く愛されています。こちらは2016年以来の新作となり、その際に採用された3・6・9のアワーマーカー以外に5分単位のミニッツスケールを配したブラック文字盤を継承しています。

新作の最大の新しい点は、新世代のノンデイトムーブメントとして新型サブマリーナーやエクスプローラーにも採用される自社製キャリバー3230を搭載したことです。この新ムーブメントでは、ブルー パラクロム・ヘアスプリングやパラフレックス・ショック・アブソーバといった独自の最新技術が投入されています。またディテールでは、文字盤のミニッツスケールがすべて2桁となって統一感が増し、ケースサイドにはリューズガードを新たに装備。さらにリューズも大きくなるなど、実用面におけるいっそうの向上がうかがえます。

「エアキング」
¥816,200(税込予価)
発売時期未定
ケース径:40mm
ケース素材:ステンレススティール
ストラップ:ステンレススティール
ムーブメント:Cal.3230(自動巻き)
パワーリザーブ:約70時間
防水性:100m防水