3. 返事を強要する

私は原則、100%に近い返信率で対応しています。一部、内容がない冷やかしのコメントや、悪意を感じるコメントはスルーしていますが、基本的にはどんな質問にも、自分のダメなポイントをつくような質問にも対応しています。

ですので「必ず返信をください」「返事まだですか?」と返信の強要、催促が来ると残念な気持ちになります。対価を頂いて提供する「有料サービス」の利用者から求められるなら、納得のいく話なのです。が、そうでない場合は返信を「必ず返信を」といわれると困ってしまいます(私は性格上、そう言われると慌てて返信を出してしまうのですが…)。

4.「~がないから」と言い訳をする

メールで相談をされる方の中にいるのですが、「~なのでできないのですが…」とできない理由から入る人がいます。

以前もらったことがあるのは、「黒坂さんのように、会社員をやりながら起業をしたいと思っています。といってもなかなか資金もないし、やる気が湧いてこないのですがどうしたらいいですか?」というものです。やる気がないなら、起業できないのでは?と思ってしまいます。起業は義務ではないですし、誰かに熱量を与えられて動く人にはまったく向かない世界です。

また、「IESP(英語学習プログラム)に参加したいのですが、お金がありません。でも参加する意欲はあります!」と言われてしまったこともあります。無料入会させることは物理的には可能なのですが、そうすると他に料金を支払って入会した人に私は顔向けできなくなります。「申し訳ないのですが、入会にはお代金を頂いております」とメールを送らざるを得ませんでした。

「~がないから」という言い訳をする人は、世の中には自分の母親のように無償で世話を焼いてくれる人がいると勘違いしています。助けてもらって当たり前、自分はそうしてもらう資格がある、という感じでしょうか。しかし、その思考ではこれからの激動の時代を生き抜くことなど出来るのか?といつも質問者のことが心配になってしまいます。

人を頼ることは悪いことではありません。わからないこと、困ったことは遠慮せずにできる人に頼ることはいいことです。私もそういう問い合わせが来たら、いつも全力で対応しています。が、不作法を持って来られると、「なんとしても助けたい」という気持ちが萎えてしまうのもまた、事実なのです。

ブロガーや有名人へ質問をする時にやりがちな不作法4選
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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