現実世界の多くの場所で活躍するロボットたち。その中でもあまり一般に知られていない場所で活躍するロボットがいる。
進化し続けるロボットたちを6種類紹介しよう。
1. 食品分別ロボット
例えば「精米機」などに搭載されている「高速分析システム」などがそれ。
これは米の中に混ざっているゴミや異物を瞬時に見分けて取り除くことができるロボットだ。店頭で買った米粒はすべて形も大きさも均等だが、コメがすべてこうした綺麗な形に成長する訳ではない。
米を含むすべての穀物は一度、この分別ロボットによって篩に掛けられているのである。このシステムにはハイスピードカメラや視覚分析コンピュータが搭載されている。
このシステムによりいびつな米粒が探知され、空気ジェットではじき出される。これが毎秒で100回以上も行われているのだ。手作業ではとても無理なことをロボットはいとも簡単にやってのける。
2. 医療訓練ロボット
これは医学生や研修医たちが人間を模したロボットを患者に見立てて医療訓練をする際に用いられる。下の動画に登場するロボット「HAL」を見れば、そのリアル度が分かる。
症状に関する質問や注射をするときに泣く反応など、実際の子ども患者のリアクションを想定した訓練が行えるのだ。