
アルトゥーロ・ビダル(チリ)
ユベントス、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナなど欧州の名だたるクラブでプレーし、現在所属しているインテルも含め、全てでリーグ優勝も経験するなど、屈指のキャリアを持っているMFアルトゥーロ・ビダル。チリ代表の中心選手として今予選でもチームをけん引した。
2015年の南米選手権(コパ・アメリカ2015)と、2016年に開催された南米選手権の100周年記念大会(コパ・アメリカ・センテナリオ)の覇者であるチリ。W杯南米予選では最終節でウルグアイに0-2と敗れて7位、2大会連続での予選敗退となった。
34歳を迎えたビダルにとって、次の2026年大会をは必ずしも充実したコンディションで迎えられるとは限らない。ビダルをはじめ主力選手の多くが30代を超えたチリにとって、今大会に出られないことは相当な痛手と言える。

モハメド・サラー(エジプト)
リバプール所属のエジプト代表FWモハメド・サラー。エジプトは、アフリカネイションズカップでは優勝7回準優勝3回を誇る屈指の強国だが、W杯出場は3回と少ない。サラーは前回2018年のロシアW杯時に、出場枠を争うコンゴ共和国との試合(2017年10月8日)で2ゴールを挙げ、エジプトを7大会ぶりとなる本大会出場へ導いている。
しかし2大会連続の出場が期待されていたエジプトは、アフリカ最終予選でセネガルに敗れて敗退。アフリカネイションズカップのタイトル争いに続いてのセネガルとの対戦、敗北となった。サラーは、リバプールの同僚でありセネガル代表FWサディオ・マネにも敗れる形に。
一部報道によれば、敗退決定後にサラーは代表引退を示唆する発言もしている。所属クラブでは充実したキャリアを過ごしていることもあり、もしサラーが代表から退くことになれば、エジプトの大きな損失となるだろう。

リヤド・マフレズ(アルジェリア)
マンチェスター・シティに所属するアルジェリア代表FWリヤド・マフレズ。元日本代表の岡崎慎司とレスター・シティ時代の同僚でも知られる。2014年ブラジルW杯での出場経験がある。
「奇跡」と呼ばれたレスターのリーグ優勝の2016年には、イングランド国内でプレーする選手を対象とした最高の賞、PFA年間最優秀選手賞を受賞したマフレズ。2017年にはアフリカ年間最優秀選手賞を受賞するなど、アフリカでも屈指の名選手だ。
今アフリカ予選でも、2次予選で6試合で5得点を挙げ、アルジェリアの最終予選進出に貢献。しかし、最終予選でカメルーンを相手に2戦合計2-2となり、アルジェリアはアウェーゴール差で涙を飲んだ。突破がかかったホーム戦でスタメンフル出場を果たしたマフレズにとっては、極めて悔しい結果となった。
ケレチ・イヘアナチョ(ナイジェリア)
レスター・シティに所属するナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョ。2013年に開催されたU-17カップでナイジェリアを優勝に導き、大会最優秀選手にもなった。
4大会連続出場がかかったナイジェリアは、アフリカ最終予選でガーナと対戦。試合結果は1戦目0-0(ガーナホーム)、2戦目1-1(ナイジェリアホーム)と両者譲らず。しかし、アウェーゴール方式によってナイジェリアの敗退が決まった。
2018年ロシアW杯に出場しているが、得点は奪えていないヘイアナチョ。変わらず欧州で活躍を続けている勢いも経験もある25歳として、カタールW杯へ向けての期待も大きかったはずだ。本大会出場を逃したことは、個人のキャリアから見ても残念な結果となった。
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