釣り方で拾う季節か

チヌの時期は通年というエリアもあるだろう。大阪南港でもエサ師は通年と言う。しかし私のイメージではやはり夏の魚だ。メバルもアジもいない暑い海、堤防からの釣り物というと根魚かチヌになる。しかしその夏も終わる。先日、釣り場で出会った中学生くらいの少年エサ師に訊くと「キビレ8枚、本チヌ2枚」とクールに答えたので驚いたが、「ルアーはどうなんですかね」と彼も微妙そうに言っていた。

これからは工夫のないジグ単、単調なワーミングでチヌはパターン化できなくなってくるだろう。しかし目下私のメインターゲットであるアジがまだ入っていないので、今回のように、たとえばバス界のルアーを持ってきたりしてチヌの目先をかえ、リリースでスレてしまった学習個体も、アジ最盛の秋までなんとか拾っていきたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

提供元・TSURINEWS

【関連記事】
ゼロから始める「カヤックフィッシング」 マダイを釣るためのキホン5選
船長に聞く「沖釣り初心者の心得」:東京湾LTアジ 厳選船宿8選も紹介
大豆ではなく「魚で作った」味噌とは? 実は各地に存在する発酵魚介食材
干物にすると飛躍的に美味しくなる海釣りターゲット4選
釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?