最近のコンパクトカーに乗り込んで、メーターパネルの位置にアレ?という違和感を感じた方おられると思います。通常運転席の真正面にあるはずのメーター類が少し視線を伸ばした先にある事がありますよね…。

Chapter
なぜセンターメーターが採用されるのか?
メリット・デメリットは?

なぜセンターメーターが採用されるのか?

通常クルマの計器類は運転席側にあります。しかしセンターメーターのクルマは文字通り、運転席と助手席をはさんだ「センター」にあります。慣れればいいのかもしれませんが、やはり違和感があるのは否めません。

確かに、カーナビやオーディオ空調といったパネルと視線のポイントは近いのでそれは良いかもしれませんが、肝心の運転の際、視認性に違和感を感じるのはデメリットではないでしょうか。なぜメーカーはそんなセンターメーターを導入するのでしょうか?

メリット・デメリットは?

・メリット

これは前述のように、コストダウンです。右ハンドル・左ハンドルのクルマでも同じパーツが使えるのがメーカーサイドも意図したところでしょう。それとステアリングの目の前に計器がなくなった分、「前方視界が増える」という点も指摘されています。

視覚的にも、運転席から離れることによって、車内外の焦点距離の差が通常のメーターよりも狭まるため、人間工学的な意味での「視認性」が良くなる(=ピントが合わせやすい)、という点も挙げられています。それと出た当時は、「デザイン面での斬新さ」というものも挙げられていたように記憶しています…。

・デメリット

いうまでもなく、視認性に違和感がある、という点ですね。これは多くの方々が指摘をしています。またスポーツドライブには不向きである点も指摘されていますね。 とにかく不評の声が多く、一時期多くのクルマに採用されたセンターメーターも、マイナーチェンジ等で廃止にするケースも出てきています。