■これができたらアスリート並みの柔軟性!

体が硬いと病気にまで直結する? フィジカルおじさん度テスト・柔軟性編
(画像=上→下の順で膝が肩にタッチできるか?、『男の隠れ家デジタル』より引用)

【テストのやり方】
1.肘(ひじ)をついたうつ伏せ姿勢になる。
2.膝を曲げて大きく前方に出し、膝が肩にタッチできたらOK。
(ただし、お尻と脚を床に着けないこと。また、両肘は床に着けたままにしておくこと)

脇腹と脚を大きく動かすこちらのテストが左右どちらもできたら、アスリート並みの柔軟性を備えていることになる。

「アスリートレベルの柔軟性になると、体幹と柔軟の連動ができているかどうかがポイントです。前屈だけでなく、伸展や側屈の柔軟性も試されます。脇腹を縮めつつ反対側は伸ばしながら、わずかな回旋が加わる動きです。このテストがクリアできれば、背中の細かな筋肉を動かしながら股関節まで使えている証拠。高度な柔軟性を備えていることになります。さまざまなスポーツのシーンに対応した動きができるといえるでしょう」

今回は、筋肉の柔軟性がどれくらいあるかのフィジカルテストを教わった。柔軟性が低下すると、動きそのものが硬くなるので、日常動作がしにくくなる。たとえば物を落としたときに、普通は屈んでとれるのに、しゃがまなければならない。ちょっとした活動でもケガをしやすくなってくる。最近では、柔軟性が高い人は血管も柔らかいことが分かってきた。つまり、動脈硬化のリスクが低くなる。

男性の場合は、とかく筋力アップのトレーニングをがんばりがちだが、筋肉を柔軟にするトレーニングも必要で、バランスよく鍛えたほうがよい。筋肉に柔軟性があると、日常動作がスムーズになって、運動のパフォーマンスも上がる。また姿勢もよくなり、血管も柔らかくなるので体の若さ維持にもつながってくる。筋力の柔軟性トレーニングはすぐに結果が出やすくきつさはない。運動前や運動後はもちろん、普段から柔軟性を高めるトレーニングを取り入れてみよう。

取材協力:腹筋王子カツオ
腹筋インストラクター/鹿屋体育大学卒業。仮面ライダーへの憧れから、腹筋のトレーニングを開始。雑誌の腹筋選手権で優勝し、メディアに登場。現在は自身の腹筋を追求しつつ、腹筋の魅力を幅広い世代に伝えるために活動している。著書『超時短!鬼腹筋10秒ダイエット』発売中。

取材・文:岡本のぞみ(verb)

男の隠れ家デジタル編集部
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提供元・男の隠れ家デジタル

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