目次
宿泊療養施設に入る時、何を準備しておくと安心か
新型コロナに罹ってみて感じたこと
宿泊療養施設に入る時、何を準備しておくと安心か
生活に最低限必要なものは提供されるが、以下のものを準備しておくと、快適に不都合なく過ごせると感じたものをお伝えします。
必須持参物
・保険証
・タオル
・パジャマ
・下着着替え(多めに)
・体温計(ホテルにあった)
・服用している薬
その他持参してよかったもの
- 甘いもの(飴、チョコ、羊羹、ガムなど)→施設では、弁当と水、お茶のみ提供されるので、甘いものがあると気分が落ち着く
- 酸っぱいもの(梅干し、レモンキャンディなど)→食欲がない時、とても重宝し、気分もすっきりする
- スナック類(せんべい、ナッツなど)→夕食は19時まで。夜空腹になった時に助かる
- 本→時間を持て余した時、気分転換、夜寝つけない時などに
- ポケットWi-Fi→ホテルのWi-Fiは使えるが、回線速度遅い場合も。また抗体カクテル治療施設にはWi-Fiはない為、とても心強い味方になった
- マグカップ→紙コップはあるが、味気ない。味噌汁やスープ、カフェオレ等いつも使っているマグカップがあると気分的に落ち着く
- スープ・味噌汁の素、カップ麺→弁当が3食続くので、温かい物はホッとする。弁当だけでは足りない人にとってカップ麺は最強のお供
- ふりかけ→お弁当の中で美味しく感じたのがお米。ふりかけがあるとより美味しく食べられる
- レトルトのおかゆ、ゼリー、バナナ、リンゴなど→食欲がない時に楽に口にできそうなものがあると気分的にも安心
新型コロナに罹ってみて感じたこと
今回、実際に新型コロナウイルスに感染し、宿泊療養を受けた感想をここに記します。
私は軽症で、喉痛と咳、一時の吐き気があっただけで、発熱もなく、さほど身体はしんどい思いをせずに済みましたが、それでも精神的にはやられました。
罹ってしまったという罪悪感、同僚、家族、関係者へ感染させてはいないかという恐怖。この自分を責める気持ちは想像以上で、どんどんネガティブ思考になっていきました。このまま重症化したらどうしよう、後遺症が残るとどうなるんだろうか・・・。
行動が制限され、会話もせず、という環境がそれにさらに追い打ちをかけ、暗黒な淵へ落ちていきます。犯罪者になってしまったような気分でした。
私は発熱はしなかったので、まだ冷静でいられましたが、YouTubeでは、熱が出た人は悪夢にうなされ「もう人生終わりだ」という感覚になったと言っていた人もいました。自分で自分を追い込んでしまう感覚、恐ろしいです。
コロナの治療薬はまだできていないので、現状は自分で治すしかありません。自分の免疫力でウイルスに勝つしかない。ですから、精神的に落ち着いていられるように自分をコントロールすることがとても大切だと感じました。
ホテル療養は、療養に専念するという点でとても優れていました。自宅療養では、家族に感染させる恐怖と戦いながらの療養でさらに負担が加わりますので、状況が許せば、宿泊施設療養をおすすめしたいと思います。
実際体験してみて、多くの方々、国や自治体が、私たちにストレスのない療養を受けられるよう、ご尽力してくださっていることがわかり、本当に感謝しています。特に看護師さんは親身に、時に明るく普通(→ここ大事)に接してくださったので、心が明るくなり、つい沼にはまりそうになる心がずいぶん助けられました。防護服を着ている風景は、異様で怖い感じもしますが、それも最初だけで慣れるとなんてことはありません。
もしコロナに感染してしまったら、早めに対応(検査、療養方法選択、諸準備)して、できるだけ自分を追い込まないように養生に専念する、ということが大切だと、痛切に思います。
「他者に感染させない」という観点からいうと、ウイルス量が一番多く感染力が高いのは、症状が出る直前直後です。体調不良に気づいたら早めのPCR検査を受けることをおすすめします。
また厚労省の情報によると他者に感染させるのは感染者の約2割とのことです。感染者に接したら必ず感染するということでもないようです。周りで咳こんでいたりする人がいても、基本的な感染予防(特にマスク着用)をしていれば必要以上に怖がる必要はありません。感染者を犯罪者扱いすることのないよう、ご配慮をよろしくお願いします。
ワクチンに関してですが、私は3月3日に3回目のワクチンを打っていました。それが今回軽症で済んだ要因のひとつだったのかもしれません。また私は風邪の時もそうですが、とにかく水分を摂るようにしていました。1日2~3リットルくらい。喉が渇かなくても飲んでいました。おしっこがしっかり出て身体の中の毒素が排出されているような感じがします。看護師さんも「水をしっかり飲んでください」と仰っていました。
少しでも、みなさんの参考になればうれしいです。
文・写真・シンジーノ/提供元・たびこふれ
【関連記事】
・避暑地アッター湖で、クリムトセンターと「クリムトの庭園」を訪ねる
・ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ
・高速列車「あずま」で東海岸を行く、ロンドンーエディンバラ間鉄道の旅
・【北海道】異国情緒溢れる街・小樽に行ったら、たくさんの笑顔に溢れていた。
・ハワイ・ハレイワタウンでランチをするなら?食べたい内容別のおすすめ5店を紹介