目次
医師が不動産投資をするときの注意点
・無理のない範囲で投資を行う
・物件選びは慎重に
・パートナー選びは慎重に
まとめ
医師が不動産投資をするときの注意点
医師が始めるにあたって注意しなければならない点もあります。
無理のない範囲で投資を行う
医師の場合、高い融資限度額が認められる傾向にあります。金融機関は無限に融資を行うわけでなく上限があり、年収の8倍までが一般的ですが、医師のような収入が高く安定した職業に就いている人に対しては、10倍まで融資する金融機関もあります。
だからといって限度額いっぱいまで借入れを行うと、何かあった場合に対応できなくなります。空室の状態が続いたり、修繕などの急な出費が発生したり、また金利の高騰なども考えられるでしょう。
一般的な収入の場合は年間の返済金額は、収入の20%、30%以内に収めるのが理想ですが、医師の場合でもローンの返済比率は50%以下におさえた方が無難です。
物件選びは慎重に
2つ目の注意点は、物件を選ぶ際には空室の出にくい物件を選ぶことです。高い利回りを狙って地方に高額な物件を購入しても、空室が出て赤字になってしまっては元も子もありません。物件選びは、人口の増減や家賃の下落などを加味したうえで、中長期的な視点で検討する必要があります。
人口が年々増加しているのは東京だけだといわれています。今後の需要をふまえると、やはり都内の不動産を検討する方がリスクを抑えられます。
また、アパートよりもマンションの方が良いとされています。なぜならば、アパートは1棟買いする必要がありますが、マンションは1部屋単位で購入できるためです。複数のマンションを1部屋ずつ購入することで、空室リスクを分散させることができます。アパートはセキュリティ面から女性に敬遠されがちなことや、耐久年数が低く修繕費が嵩みやすいといったデメリットもあります。
マンションタイプはファミリー向けよりワンルームがおすすめです。単身者向けのワンルームは回転が速いものの、特に都市部では需要が高いため、入居者が決まりやすい傾向にあります。
空室が発生すると、新たな入居者を探すために広告を出したり、内覧を実施したりするなどさまざまな業務が発生します。医師は忙しく、管理に時間を割きにくい分、最初の物件選びが肝心です。不動産業者とも相談しながら空室リスクの小さい物件を吟味しましょう。
パートナー選びは慎重に
不動産投資を行ううえで、さまざまなパートナーが必要になります。不動産投資を成功させるためにも、パートナー選びは慎重に行いましょう。
マンション投資を行う場合、新築マンションと中古マンションでは異なりますが、「マンション建設会社」「マンション販売会社」「賃貸管理会社」「建物管理会社」「賃貸仲介会社」などとやりとりします。この中で最も重要なのは、入居者の募集をする賃貸管理会社です。彼らの管理能力やサービス内容が空室リスクにも直結します。
良い管理会社を選ぶコツは、管理物件数や実績を確認すること。そして担当者の応対を見ることです。質問をしたときの返答や仕事ぶりなどを通じて見極めることが重要です。
ちなみに、ワンストップで管理している会社を選ぶとやりとりがスムーズなのでおすすめです。不動産会社に業務を一任するため、物件と同じくらいパートナー選びも入念に行いましょう。
まとめ
今回は医師の方が不動産投資に向いている理由と注意点をお伝えしました。忙しい職業だからこそ、管理会社に一任できる不動産投資は運用しやすいだけでなく、融資の面でも相性が良いといえます。
リスクを見据え、物件・パートナーを慎重に選ぶことで、資産形成を着実に進めていきましょう。
※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。
提供元・RENOSYマガジン
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