5.アエテルナエ
奇妙な怪物が数多く名を連ねるギリシャ神話の中でも、「最も奇妙な怪物」といっても過言ではないのがこのアエテルナエ。
アレクサンドロス3世の軍勢と闘ったとされており、額から生えたノコギリのようなツノで男たちを殺していったとのこと。アエテルナエに関する表現が奇怪すぎるため、その見た目を描くのは困難とされている。中には、その外見はアンテロープに近いものだと主張する人もいるようだ。
6.スキュラ
ギリシャ神話に出てくる怪物の多くは、海のモンスターだ。ギリシャが多くの島から成る国であることを考えれば、これはそれほど不思議な事ではない。
ホメロスの叙事詩オドュッセイアに登場するスキュラは、カニのような殻を持ち、12本の脚と6つの首がある。そしてそれぞれの口には3列に並んだ歯が光っている。しかしスキュラはもともと美しかった乙女が変化した姿だというから驚きだ。どうしてこうなった。