コロナ分析もマーケティング手順も実は同じ

去年からコロナの分析が面白いのと、なんとか日本を破滅させないで次世代に繋ぎたいという意志でブログを書いています。おかげで検索からは完全に外されています。コロナについて書くとたとえ医者でも外されます。w

コンサルタントとは「選択と集中」の切り分けを客観的にする人
(画像=courtneyk/iStock,『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

で、最近、永江理論について何度か書きました。

こういう考え方や手順は、実はマーケティングではごく当たり前なのです。 仮に「Aという商品を売りたい」という命題があった場合、私だろうがアクセンチュアだろうが、マッキンゼーだろうがだいたい以下の手順から始まります。

1 市場の解析
2 商品力の解析
3 いままでとった施策の解析

↓  こうした解析のあと

4 かけられるコストと人員の精査
5 スケジュール感
6 具体的な施策の制定

商品やサービスによってはもっと多岐にわたりますがだいたいこんな感じです。実はコロナも社会問題として本当に解決すべきなら同様にすべきという話をずっとしています。たとえばこんな感じ

1 社会に与えた影響の解析
2 疾病としての解析
3 いままでとった施策の解析

↓  こうした解析のあと

4 かけられるコストと人員
5 スケジュール感
6 社会のダメージを最低限にする具体的な施策の制定

となるべきが1~5までをぶっ飛ばして 「飲食店を制限しろ」「酒を止めろ」みたいないきなり6になる。だから社会に対するダメージを全く抑えられないわけです。

一番やってはいけないのは・・・・・

たとえばアクセンチュアの入社試験ではケーススタディが必ず出るというのは有名な話です。周囲にも元アクは数人いますが、たとえば

「××というシャンプーの売上を3倍にするには」みたいなのが出るらしいです。この場合、一発で落ちる回答はどういうのかというと

インスタのインフルエンサー使って宣伝しましょう!! Yahoo!Japanとタイアップしましょう!!

みたいなやつです。もう瞬殺です。ww

わたしにも似た思い出があり、むかし、自動車関係のPRの仕事をけっこうしていたのです。某欧州車の正規輸入元のお仕事をしていた時に、あるミーティングでマーケッターを自称しているちょっと怪しい人が「この車を売るのは簡単です。渋谷に何十台かを停めて渋谷ジャックをすればいいのです」とドヤ顔で言い放ったので度肝を抜かれてまじまじと見てしまいました。

「浅い、浅すぎる・・・」

そしてそっと付き合うのを止めました。いまはどこにいるかも知りません。

しかし、世の中に溢れる情報商材屋とかセミナー屋さんは、だいたいこういう話をしませんか。前段階ぶっ飛ばして「こうすればすぐ売れる」とかいうのは全く分かってない証拠です。仮にそうなら人から金もらって教えずに自分でやります。