リトリートサッカーのデメリット

リトリートサッカーのデメリットは、相手チームに長い時間ポゼッション(キープ)されてしまう点です。

相手チームに長い時間ポゼッション(キープ)されてしまうということは、自チームのディフェンスの時間がそれだけ長くなるということで、疲労感、緊張感、ストレスが増すことを意味します。ディフェンスの間、どれだけ辛抱強く耐えることができるかがポイントになります。

さらに、仮に先取点を許してしまったり、得点の上でビハインドを背負ったシチュエーションの場合に、相手チームにポゼッションさせることは時間稼ぎをさせてしまうことにもつながります。リトリートには、相手チームに長い時間ポゼッションされてしまうことによる辛抱強さが求められ、相手チームにリードを許してしまっている状況では、時間稼ぎを許してしまうというデメリットがあるわけです。

リトリートサッカーに適したフォーメーションやチーム

リトリートは、相手にボールを奪われた際に、すぐにボールホルダーにチェックに行かず、とにかく素早く自陣に戻り守備陣形を整えて相手の攻撃に備えるという守備戦術のため、必然的にゾーンディフェンスを採用することになります。

リトリートを採用しているレスターは、4-4-2のゾーンディフェンスを採用しています。レスターは、ピッチに自陣内を3本のラインで4分割し、最終ラインに4枚のディフェンダー、中央ラインに4枚のミッドフィルダー、最前線のラインに2枚のフォワードを配置してそれぞれのプレーヤーに各スペースを任せます。

そしてボールを奪われたらすかさず任されたスペースにリトリートし、相手の攻撃に備えます。レスターの守備は正に「鉄壁の守備」と恐れられ、実際にプレミアリーグでも上位を脅かす存在となっています。

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