2018年ロシアワールドカップが盛り上がりを見せています。日本代表候補選手に注目が集まる中、西野監督がどのような戦術で戦うのかという点は、サッカーファンにとって非常に興味がある部分です。その戦術についてですが、現代サッカーはポゼッションサッカーが主流となっています。しかし現在、そのポゼッションサッカーに対抗するための戦術であるカウンターサッカーが密かに注目されています。そしてカウンターサッカーに非常に重要な戦術であるのがリトリートです。今回はリトリートについて紹介し、リトリートの効果やデメリット、実際にリトリートを採用しているチームを紹介し、詳しく解説していきたいと思います、

【サッカー】デュエルについて徹底解説

サッカー戦術のリトリートについて徹底解説!!
(画像=『SPOSHIRU』より 引用)

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リトリートサッカーとは

リトリートサッカーとは、ディフェンス時の守備戦術の言葉で、相手にボールを奪われた際にはできる限り素早く自陣に戻り、守備陣形を整えることを意味します。

リトリートサッカーを戦術として取り入れることで、プレーヤー全員が共通認識として素早く自陣に戻り、守備陣形を整え、相手の攻撃に備えることで守備後方でボールを奪い返し、ロングカウンターにつなげることができます。

対義語としてフォアチェックがありますが、このフォアチェックはボールを奪われた際にはボールホルダーに一番近い選手がすぐに寄せてボールを奪い返す戦術です。

サッカーの戦術としてカウンター型とポゼッション型に大きく分かれますが、カウンター型の戦術を採用するレスターやイングランド代表のようなチームにはリトリートが、ポゼッション(キープ)型の戦術を採用するバルセロナのようなチームにはフォアチェックが取り入れられています。

リトリートサッカーの効果

リトリートサッカーの効果は、ロングカウンターにつなげられる点です。プレーヤー全員がボールを奪われたと認識すると同時に瞬時に自陣に戻り、守備時の数的有利な状況を作り出します。いわゆる守備ブロックです。

そして相手チームにカウンター攻撃をさせず、ゆっくりポゼッションをさせ、相手チーム全員を自陣内に誘い込むことを目論むわけです。

相手チーム全員を自陣内に誘い込み、低い位置でボールを奪取したら、空っぽな状態の相手陣内の裏を狙い、ロングカウンターを仕掛けることができるという効果が得られます。対戦相手と比較して、自チームがボールポゼッション(キープ)率で劣勢な状況になることが予想される場合に採用されることが多い戦術です。現代サッカー戦術では、カウンター型かポゼッション型に大きく分けられるとされています。

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