目次
間接フリーキックになる反則
間接フリーキックになる反則の種類
間接フリーキックになる反則
間接フリーキックとは文字通り「間接」=「間に誰か挟むフリーキック」のことをいいます。
主にGK(ゴールキーパー)の反則行為がこの「間接フリーキック」となります。 ここでいう「間接」とは、別の選手が間に入らないといけない=誰かしらボールに触れないといけないことです。 つまり、ゴールを基準に考えると、別の選手に触れないと仮にフリーキックでゴールを決めてもゴールとしては認められません。
この場合、相手チームのゴールキックとなります。また「間接フリーキック」に対してそのままゴールを狙えるフリーキックを「直接フリーキック」と呼びます。
ややこしいですが、間接フリーキックは「そのままゴールを決めるのはNG」「別の選手がボールに触れたらOK」と覚えてください。
間接フリーキックになる反則の種類
オブストラクション
オブストラクションとは、ボールに対してのプレーではなく、相手選手に向かって進路妨害などをおこなう反則行為です。 サッカーはボールありきでファウルかどうか判断されることが多く、ボールではなくスペースに走り込む選手のみに進路を妨害するような行為は反則としてみなされます。
GK(ゴールキーパー)に対するファウル
GK(ゴールキーパー)がボールを手に持って前方に蹴り出そうとしいている瞬間に、そのボールを狙って足を出すと間接フリーキックとなります。ただし、ボールを足元においていて、相手選手に気づかずにボールを奪われてしまったら、それは反則行為となりません。よく、後ろからきた相手選手に気づかずにボールを奪われてゴールを決められてしまうシーンあります。これは反則行為ではなく正式なゴールとして認められます。「ボールを手に持ったGK(ゴールキーパー)」なので、間違わないように注意しましょう。
デンジャラスプレー
デンジャラスプレーとは、名前の通り危険なプレーです。さらに具体的に言うと相手選手がしてしまうような「危険なプレー」をデンジャラスプレーと呼びます。例えば、相手選手にスパイクの裏を見せてスライディングにいったり、ヘディングのときに足を高く上げすぎる行為などはデンジャラスプレーと判断されるケースが多いです。
GK(ゴールキーパー)が6秒を超えてボールを保持し続ける
一度、サイドラインにボールが出た場合は、スローインからリスタートします。ただし、そのときに注意しなければいけないことが、スローインを投げた選手が、続けてボールを触れることです。例えば味方の選手が相手選手にマンマークされていて、スローインをすることができず、足元にちょこんと置いて自らがプレーすることはNGです。それは反則行為と判定され、その地点から間接フリーキックとなります。一度、別の選手(味方or相手)にボールが触れる必要があります。
フリーキックを続けて触る
スローインと同様でフリーキックの場合も蹴った選手が続けてボールを触れることは反則行為となります。例えばフリーキックをもらい、ちょこんと蹴って自らがドリブルなどすることはNGです。もし反則行為と判定された場合は、その地点から相手チームの間接フリーキックとなります。一度、別の選手(味方or相手)にボールが触れる必要があります。
シミュレーション
シミュレーションとは、実際にはファールをされていないにも関わらず、演技をしてファールをもらうことです。攻撃側の選手が守備側の選手にスライディングやタックルなどで倒された場合に通常であればファールとなります。ただし、攻撃側の選手が倒されるほどのスライディングやタックルを守備側の選手から受けていないと審判に判断された場合に、このシュミレーションが適用されます。このシミュレーションはペナルティエリア内で多いです。
例えば、ペナルティエリア内でPK(ペナルティキック)をもらうために演技してファールされたふりをすると、このシミュレーションを適用されます。とくにブラジル代表のネイマール選手はシミュレーションかどうか判定するのが難しいと有名ですよね。
間接フリーキックになるその他の反則
その他、間接フリーキックとなる反則としては、GK(ゴールキーパー)が一度持ったボールをドリブルしようと足元に置き、相手がプレッシャーをかけてきたので再度ボールを手に持ったときは間接フリーキックの対象となり反則行為です。また、戻りオフサイドなども間接フリーキックの対象となる反則行為です。