目次
離職期間が帳消しになる2つの過ごし方
無職期間で注意したい3つの過ごし方
離職期間が帳消しになる2つの過ごし方

無職でいることが絶対に良くないことなのかと言えばそんなことはありません。
大切なのは、無職の期間をどう使うかです。
ユーくん そうだよね、仕事してないからって毎日何もせずに過ごす人ばかりじゃないだろうし。
ダルマちゃん そう。無職期間を有意義に使えば、無職期間が長くても不利になるどころか結果的にプラスになることだってあるんだよ。
この章では、無職期間が長くなっても、決して不利にならないどころか帳消し、もしくはプラスにさえなるケースについて解説します。
1.専門スキルを活用したサービス開発
無職期間をただ単にのんびりすごすわけではなく、前職で身につけたスキルを活かして自分なりに研究したりスキルアップに徹したりすれば話は別です。
例えば、すでにプログラミングスキルが身についている人なら、そのスキルを応用してアプリ開発を行えば、その成果を転職活動時にアピールできます。
ダルマちゃん 「離職期間を活用して○○のアプリ開発を行いました」、と言えば無職の期間を怠けていたようには思われないよね。
何か成果を出せばいいのです。
そして転職活動時にはっきりと分かりやすくアピールできるものであればなお良いですね!
2.専門スキルを利用した仕事(業務委託)を受ける
会社を辞めてしばらく会社勤めをしていなくても、無職期間に業務委託などで仕事を受けて働くケースもあります。
業務委託とは
雇用関係のない企業や個人から仕事を委託され、特定の業務を行うことで報酬が支払われる働き方のことを指します。
例えば、
- Webデザインスキルを活かしてWebサイトに使用する画像を作成
- ライティングスキルを活かしてWebライターとして記事を納品
- プログラミングスキルを活かしてWebサイトを作成
など、自分で仕事を取りにいき完了するという会社員では経験できないことに自らチャレンジすれば、その経験を伝えることで採用担当者に好印象を与えることができます。
無職期間で注意したい3つの過ごし方

無職の期間に何をしていたかが重要であることはお分かりいただけたかと思います。
ここからは、一見「印象UPに繋がりそう!」に見えて実はデメリットにも繋がりやすい落とし穴について解説していきます。
1.資格取得
資格取得は無職の期間を有意義に活用する一つの選択肢です。
しかし、資格にはさまざまなものがあります。
採用担当者への印象UPに繋げるためには、
- 資格自体が難関であり時間をかけなければ到底取得不可能なレベルであること
- 狙っている職種や企業に直接関連する資格であること
このどちらかに該当している必要があります。
ユーくん いくら資格取得だって言っても、その資格が難易度の低いものなら「何も仕事辞めてまで取る資格じゃないよね」って思われるよね。
ダルマちゃん そうなんだ。資格は仕事をしながら取る人もたくさんいるからね。超難関資格であれば納得してもらえるだろうけど、簡単なものではあまり説得力はないんだ。
2.語学留学
無職の期間を利用して、語学留学をしていたと言うケースもあるでしょう。
一見「それは良いことだ!」と思われそうですが、語学力が問われない業種であればあまりインパクトはありません。
ましてや、短期留学したもののTOECスコアが600点台など半端な結果でしかアピールできなければ語学留学した成果に説得力を持たせることができません。
語学留学していたことで無職のイメージをプラスに変えようと思うなら、
- 目指す仕事のポジションで語学力が求められること
- 他の応募者と差をつけられるほどの語学力が身についていること
が必須となります。
ユーくん 留学してたってだけで転職で有利になるとは限らないってことだね。
3.派遣やバイト
仕事を辞めてしまったあとに、派遣やアルバイトを経て転職活動をする、もしくは同時進行する人もいるでしょう。
転職の際にはもちろん派遣やアルバイトでの職歴をアピールすることが可能です。
しかし、「ただ無職でいるよりは派遣でもバイトでも働いているだけマシなんじゃないか」と言われればそうとも限りません。
派遣やアルバイトの職歴により採用担当者へうまくアピールができるとすれば、
- 派遣やアルバイトの職種がこれから目指す仕事にリンクしている
- ただ生活費を稼ぐための目的以外の明確な目的がある
以上の場合に限ります。
アルバイトをして無職の期間を食い繋ぐことは至って普通のことであり、これだけでは特に強いアピールには繋がらないことを覚えておきましょう。