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スライダーとの違いは?
【初心者向け】カーブの投げ方!

スライダーとの違いは?

カーブとスライダーの違いは、なかなか難しいです。極論を言えば、投手がカーブと言えばカーブ、スライダーなのです。

ですがあえてここでは一般的なスライダーとカーブの違いを紹介します。

スライダーが利き腕と反対側に曲がっていくのは一緒です。カーブとの違いは、

  • 滑るように曲がる(カーブはやんわり曲がる)
  • 急に曲がる(カーブは山なり)
  • 変化で打ち取る(カーブはタイミングをずらす)

ということです。要するに切れ味で勝負するのがスライダー、タイミングをずらして打者を崩すのがカーブと言えるでしょう。

【初心者向け】カーブの投げ方!

ここからはカーブの投げ方のポイントを紹介します。
ポイントはボールの握り方、腕の振り方、回転のコツです。

大切なポイントであるこちらの3つをそれぞれ紹介していきます。どれもとても大切な要素です。
しっかり抑えてカーブを投げてみましょう。

では、カーブの投げ方を以下の3つのポイントから解説します。

  • ボールの握り方
  • 腕の振り方
  • 回転のコツ

ボールの握り方

カーブを成功させるポイント。1番は握りです。

カーブは縫い目をななめにして指をかけます。人差し指と中指、そして親指でしっかりと挟むのです。人差し指は縫い目にかけ、人差し指は縫い目にかけないのがポイントです。

これは、投げる瞬間に中指でかくためで、縦の回転を与えてしっかりと落としていくのがポイントです。

カーブの握り方を若干かじったことのある方でもこの縫い目というポイントまで意識が行かないので、縫い目をしっかりとつかってみることが必要です。

縫い目をきちんと使うことでよりスムーズに変化球を投げられるようになるのです。

一瞬でバッターを翻弄しなければならないのでよりストレートに近づける必要があるのです。

このようにカーブを投げるにはボールの縫い目を縦にした状態にし、フォーシームの握りを実践することで自然とカーブするようになるのです。

腕の振り方

カーブの腕の振り方は2種類あります。そのどちらにも共通することが「抜く」ということです。

1つ目のカーブの投げ方は、手首を空手チョップのようにひねって縦の回転を与える方法です。

ボールを下向きにしてあげることで回転がかかり、曲がり落ちていくのです。親指と中指ではじき、抜いていきます。

身体の使い方としては若干後ろに引くようにイメージするとより安定した投球ができます。

2つ目の投げ方は、挟んだまま抜く方法です。この場合手首は使わずに人差し指によってしっかりと抜くのです。

1つめの投げ方だと鋭く落ち、2つ目の投げ方だと主に縦のゆっくり落ちる軌道になります。

このようにカーブには2種類の投げ方があり、どちらも抜くことで変化することを忘れないようにしましょう。

回転のコツ

カーブの回転は、縦回転です。斜め、もしくは横じゃないのと思う方もいらっしゃるかもしれません。

ここでわかりやすく例を挙げると卓球やテニスなどでドライブ回転がかかったボールが沈んでいく様子を見たことがあるでしょう。

あれこそがカーブのヒントです。縦のスピンがかかったボールは、自然に沈みます。

そこに若干の横回転がかかることで、横にも曲がるのです。その組み合わせによって様々な軌道を演出するのがカーブという変化球です。

また、完全に下に落とすドロップカーブという球種もあります。回転向きが前なので、横には曲がらず落ちていくのです。

このようにカーブの回転は縦なのです。決して無理やり横の変化を加えないようにしましょう。