目次
不動産投資のローン借り換えができる人の条件
・借り換えができる人の条件1.過去に各種ローンの支払い遅れがない
・借り換えができる人の条件2.これからも不動産で安定した収入が見込める
不動産投資のローン借り換えする際の見極め方
不動産投資のローン借り換えができる人の条件
不動産投資ローンの返済が厳しいからといって、誰でも借り換えできるわけではありません。不動産投資ローンの借り換えはメリットがある一方で、条件が厳しく難度が高いとされています。
一般的に不動産投資ローンを借り換えしやすいと言われる人の条件をまとめてみました。
借り換えができる人の条件1.過去に各種ローンの支払い遅れがない
現在融資を受けている不動産投資ローンで支払い遅れがあった場合は、借り換えが難しいとされています。それだけでなく、住宅ローンやカーローンなどを含めた支払いが遅れたことがあるかどうかも確認しておきましょう。というのも、ローン関係での支払いが遅れたという情報は、すべての金融機関が把握できるようになっているからです。
特に1年以内で支払い遅れがあった場合は、金融機関の審査で否決になる可能性が高いようです。支払い遅れがあった場合は、支払い遅れがあってから1年以上経過してから借り換えることを検討してみるとよいでしょう。
借り換えができる人の条件2.これからも不動産で安定した収入が見込める
現状保有している物件の入居率が悪くて安定した収入が見込めない場合や、物件自体の資産価値が高くないと判断された場合などは、審査がおりる可能性が低くなるとされています。
物件の状態も良く入居率が高いと、金融機関からも評価されます。将来不動産投資ローンを借り換えようと考えているなら、入居率や物件の資産価値を高める工夫をするとよいでしょう。
不動産投資のローン借り換えする際の見極め方
不動産投資ローンの借り換えの条件を満たしていても、なかには借り換えをしないほうがいいケースもあります。
「借り換え予定のローンとの金利差が1%以上」あるとき、または「残債が1,000万円以上」「返済期間が10年以上ある」などの条件に当てはまると、不動産投資ローンを借り換えると有利になるとされています。
不動産投資ローンを借り換える場合、元の金融機関で借りた場ローンの残債を一括返済する必要があります。このとき一括繰上返済の手数料や場合によっては違約金がかかる場合もあります。また最初にローンを組んだ金融機関の抵当権を抹消し、借換先の金融機関で設定する費用がかかります。これら諸費用の目安は残債の1%程度と言われています。
借り換えたほうがメリットがあるかどうかは、借り換えを実施した際にかかる費用(最初に借りた金融機関に対してかかる費用と、借り換えする際に借入先の金融機関等にかかる費用)を計算してどちらにした方がお得かを計算する必要があります。
一般的には不動産投資ローンの残債が少ない場合や、残りの借入期間が短い場合はメリットが出にくいとされています。
不動産投資ローンを借り換えたほうが良いかどうか判断しにくい場合は、プロに相談するのもひとつの手です。不動産会社や借り換えを検討しているローンを扱う金融機関はもちろんのこと、不動産投資ローンの借り換えを専門に扱っている会社などに相談してみるのもおすすめです。