ボークは投手が犯すルール違反です。ボークになるのは塁上にランナーがいる場合で、ランナーがいなければ反則投球、場合によってはノーカウントになります。

ボークを取られると、ランナーに一つの安全進塁を与えてしまいます。しかしバッターがボークのボールを打ってヒットにした場合や、フォアボールになった場合はそちらが優先されます。

また、ボークには様々な基準が設けられており、選手会から抗議され緩くなったルールもあります。

観戦していると分かりづらい場面も多々あるのです。それだけボークは複雑なものとも言えるでしょう。

目次
01 ボークとは?!
02 【ボークのルール】ボークをしてしまったらどうなるの?!
03 何をしたらボークになるの?!
04 まとめ

ボークとは?!

野球の「ボーク」ってなに?!反則投球との違いや、ルールについて徹底解説!
(画像=『SPOSHIRU』より引用)

ボークとは、 塁上に走者がいるときにピッチャーが行なう反則のことです。ボークが取られた場合には、全走者が1つずつ進塁します。

ボークは、塁上に走者がいるときのピッチャーの投球違反です。つまり、ランナーがいない時にはボークは発生しないのです。

ちなみにランナーがいない時のピッチャーの投球違反は、反則投球になります。

このルールの目的として、ピッチャーが不正行為をすることで、自分に有利な状況を作ることを防ぐことがあります。

ルールとして明確化されたのは1899年と歴史が深く、長い期間野球界に存在するルールなのです。

【ボークのルール】ボークをしてしまったらどうなるの?!

ボークをすると基本的に、ランナーに対して1つの進塁があたえられます。
そのため、ランナー1塁なら2塁、1.2塁なら2.3塁、満塁であれば、1点入って2.3塁の状態で試合を再開します。このようにランナーが純粋に1つずつ進塁できるのです。

しかし、例外もあります。それは、バッターが安打を放った場合や四球を選んだときです。

ランナーが1塁にいる場合に、四球か安打以上の結果が出れば、その結果が優先されます。これは、攻撃チームにより有利な状況にするためで、たとえボークであったとしてもランナーの出塁が認められるのです。

ちなみに、ランナーが1塁にいない場合は、四球であったとしても2.3塁のランナーが動けないので、ボークが優先されます。あくまで攻撃チームの有利になるようにするためです。

そして、ボークがあった投球でホームランを打った場合がホームランが優先されます。全ランナーが4つの進塁を与えられるので、当然ホームラン扱いになるのです。