実は「青のり」の原材料
海洋汚染の「シンボル」として悪者扱いされてしまっているアオサですが、実はアオサ類の多くは食用にすることができます。とくに、青島の大量発生のメインと考えられている「スジアオノリ」は我々の食生活に欠かせない「青のり」の原料のひとつです。
日本では、天然物の青のりはきれいな河川の河口や浅い内湾で採取されたスジアオノリを使うことが多いです。干してからさっと炙ると非常に香ばしく、粉もの料理には欠かせない存在となっているのはご存知の通りです。
その人気の高さから、養殖も盛んに行われています。しかしちょっと環境が変わると大量発生することもしばしばで、ときに一般の「ノリ」養殖の邪魔者になることもあるといいます。
<脇本 哲朗/サカナ研究所>
提供元・TSURINEWS
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