5 陸奥湾の代表的な釣り場
最後に陸奥湾の代表的な釣り場を紹介します。
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夏泊半島周辺
風向き次第で西側と東側の海の表情が全く異なる夏泊半島。漁港が複数あり、底は砂地に海藻帯といった場所が多いです。追い風になる釣り座を確保したいところです。魚種も豊富でカレイを狙っていても他の魚が釣れてきたりと、投げ釣り自体を楽しめる好ポイントです。
青森港周辺
港内は砂泥地がメインとなっており、フェリーターミナル周辺や木材港周辺、河川が流れ込む河口周辺等、様々な要素を満たしており、複数種のカレイを狙うことができる好ポイントです。
魚種ごとのカレイ釣りシーズン
続いて魚種ごとのカレイ釣りシーズンを紹介しましょう。
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マコガレイ
3月ごろ~11月ごろまでがシーズンです。その年によって前後する場合がありますが、基本的には暖かく釣りをしやすい時期のメインとなるおいしいカレイです。
ヌマガレイ
12月ごろ~3月ごろまでがシーズンです。基本的に厳冬期に釣れるカレイで、足の遠退きがちな厳冬期の釣りになりますが、黄色と黒色のヒレを持ち、雪に映える綺麗なカレイです。
ナメタガレイ
専門的に狙った自身の記録がありませんので詳細なデータをお伝えすることはできませんが、12月ごろ~4月ごろにかけてアイナメ狙いの際に稀に釣れることがあります。砂泥地よりも、岩やコンクリートブロックなどが沈んでいる場所を好む珍しい種類のようです。ネバネバとしたヌメリがありますが、調理するととてもおいしいカレイです。
気軽に楽しもう
終わりに、カレイという魚は種類を問わなければ一年を通して狙えるターゲットです。海沿いにお住まいであれば自転車や原付バイクで通えるポイントもたくさんあり、のんびりと海を感じながら一日中楽しむことも、仕事帰りに1時間だけ楽しむこともできます。
ルアー主流の時代になってきている風潮は感じますが、生きエサに願いを込めて、サオ先を見つめながらアタリを待つこのカレイの投げ釣りの醍醐味を、是非たくさんの方に味わって頂けたらと思っております。
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<杉浦剛/TSURINEWSライター>
提供元・TSURINEWS
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