不動産投資を始めたいと考えた時、自己資金はいくらあったら始められるでしょうか? 不動産を現金で購入するには多額のお金が必要です。では、不動産投資ローンを使って借入れるとした場合の自己資金はいくらになるでしょうか。不動産投資を始めるのに用意しておきたい自己資金はどのくらいか、手元に資金がなくても不動産投資はできるのかについて解説します。

目次
不動産投資の自己資金とは
 ・頭金との違いは?
不動産投資を始めるにはどのくらい自己資金が必要?
 ・不動産会社による - RENOSYの場合は50万円〜70万円程度
 ・自己資金は物件価格の8〜10%程度

不動産投資の自己資金とは

自己資金とは、自分の手元にある資金のことで、現金や貯金のほか、お金に換えることができる株なども含まれます。

不動産投資を始める際の自己資金を理解するために、まず不動産投資の始め方を理解する必要があります。

不動産を購入する場合、自己資金は建物や土地の購入費用に加えて、不動産会社に支払う仲介手数料、司法書士への報酬などの諸費用が必要となります。つまり、その諸費用も含めた金額をふまえて、自己資金をどのくらい用意しておくべきかが決まっていきます。現金一括で支払う場合には、購入時にこれらの費用が必要となります。

ただ実際には、不動産投資を現金一括で始める人よりも、金融機関から借入れを行って始めるケースが多いでしょう。ここでは、不動産投資ローンを利用する場合に必要な自己資金を考えていきます。

頭金との違いは?

自己資金と聞いて「頭金」を思い浮かべた方もいるかもしれません。頭金とは、借入れの際に物件購入費用の一部として支払う現金のこと。つまり、頭金は自己資金の一部と言えます。

頭金は、用意できれば用意した方がいいに越したことはありません。なぜなら借入金額がその分少なくなり、月々の返済金額も減るので、キャッシュフローはプラスになり、不動産投資におけるリスクが軽減するからです。

ただ、頭金が用意できないと不動産投資を始められないかというとそうではありません。借入れをしようとする人の勤務先や勤続年数および年収など条件にもよりますが、頭金がなくとも土地と建物の合計金額を全額、最近ではさらに初期にかかる費用を含めた金額を貸し出してくれる金融機関もあります。

不動産投資を始めるにはどのくらい自己資金が必要?

では、頭金を入れなくていいとして、不動産投資をこれから始めたいという人は、どのくらい自己資金が必要となるのでしょうか。どんな項目にいくら必要になるのかを見てみましょう。

不動産会社による - RENOSYの場合は50万円〜70万円程度

「中古の都心ワンルームマンション」に投資するサービスのRENOSYで不動産投資を始める場合には、必要な自己資金のおおよその目安は、物件の大きさにもよりますが1物件につき50万円から70万円となります。

RENOSYでは、RENOSYが直接売主となって投資対象の不動産を販売します。このため「仲介手数料」がかかりません。売主が別にいて仲介手数料がかかる不動産会社から購入する場合に比べて、最初にかかる自己資金が少ない金額となります。

諸費用の内訳は後述します。

自己資金は物件価格の8〜10%程度

不動産会社が直接売主ではない場合、また投資対象も中古の区分ワンルームマンションに限らず考えた場合、必要になる自己資金の目安として、物件価格の8〜10%程度が必要となります。