好調「100均」、市場規模1兆円へ 大手4社の店舗はコロナ前から800店増加
~ 一人当たりの購買額は推計月600円、10年で1.6倍 ~
はじめに
100円ショップは、消費者の根強い節約志向と、コスパの高いアイテムへの支持を背景に安定した成長が続いている。ただ、海外に製造工場を多く有することから、円安や燃料価格の上昇といった影響を強く受けやすい。国内でも人手不足による店員の賃金上昇などコストアップ要因が多く、自動化や商品開発・流通の効率化といった、ローコストオペレーションによるコスト低減効果にも「限界がある」といった指摘もある。そのため、均一価格を維持しながら収益を拡大していくビジネスモデルが、長期的に成長への大きな重荷となる可能性もある。
足元では300円や1000円など、ミドル・ハイプライスブランドを取り揃えた店舗出店の動きが進む。「100円ショップ」の位置付けを守りつつ、中価格帯の商品を取り揃える「ハイ・ロー・ミックス」のコンセプトが、100円ショップの主流となるのか注目される。
調査結果
- 100均市場、1兆円目前 2021年度は9500億円の見込み 店舗はコロナ前から800店増
- 一人当たりの購買額は月600円、10年で1.6倍に増加
提供元・帝国データバンク
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