目次
バイトを辞めるまでにやるべきこと
バイトを円満に辞めるポイント

バイトを辞めるまでにやるべきこと

バイトを辞める時に注意すべきこととは。伝える時期と方法を紹介
(画像=『キャリアゲ』より引用)

バイトを辞めることを無事にバイト先に了承してもらえたら、退職に向けて準備を進めましょう。バイトを辞めるまでにしておくべきことを三つ解説します。

退職日の決定と業務の引き継ぎ

バイトを辞めることを承諾してもらったら、責任者と相談のうえ退職日を決定します。できる限り、退職する日まで、自分の業務は全うしましょう。

また、自分の後任が決まったら、自分が抜けても業務に穴が開かないように、引き継ぎもしっかりと行いましょう。その際、引き継ぎ書類を作っておくと、より丁寧な印象を与えられます。

引き継ぎは退職日までに完了させ、後日問い合わせが来ることを避けるようにしましょう。しっかりと引き継ぎを行うことは、円満にバイトを辞めるための重要なポイントとなります。

私物の整理・貸与物の返却

バイト先に私物を置いている場合は、退職日までに持ち帰るようにしましょう。自分が辞めた後に持ち主が不明のものが残っていると、バイト先が処分するなどなんらかの対応をする必要があり、迷惑がかかります。

荷物が多い場合、最終日に全てを持って帰ることは大変であるため、計画的に持ち帰ることをおすすめします。

また、制服などの貸与物がある場合は、きちんと返却しましょう。貸与物を返さないことは、『業務上横領罪』にあたり、法律違反です。

万が一、貸与物を返却せずに持ち帰ってしまった場合、バイト先から返却を依頼されることがほとんどですが、違反しないように注意が必要です。

なお、借りた制服をクリーニングして返却する必要があるかはバイト先によって異なるため、確認しておきましょう。

有休が残っている場合は利用可能

有給休暇は正社員だけがもらえるものと思っていませんか?実はバイトやパートでも、しっかりと働いでいれば有給休暇が付与されます。

目安としては、勤続期間が6カ月以上で、全シフトの8割以上を出勤していることです。この条件を満たしていれば、有給休暇が付与されます。6カ月以降は1年ごとに有給休暇が付与され、勤続年数が多くなればなるほど付与される日数も増えます。

条件を満たしている場合、有給休暇が付与されているかを確認すると良いでしょう。もし、未消化の有給休暇があれば、利用してからバイトを辞めることをおすすめします。

また有休消化をするなら、バイト先の責任者と相談してから決めましょう。

バイトを円満に辞めるポイント

バイトを辞める時に注意すべきこととは。伝える時期と方法を紹介
(画像=『キャリアゲ』より引用)

バイトを辞めるときは、誰でも後腐れなく円満に辞めたいと思うものです。ここからは、バイトを円満に辞めるポイントを三つ紹介するので、最後まで気持ちよく勤務できるよう役立てていきましょう。

1カ月前までには意思を伝える

法律上は、2週間前までに通告すれば退職できます。しかし一般的なマナーとして、1カ月前までには伝えておく方が良いでしょう。業務の引き継ぎや、新しいバイトを募集する必要があるためです。

特に進学や就職で前から辞めることが決まっている場合は、余裕を持って早めに伝えるようにしましょう。

相手の立場に立って早めに退職の意思を伝えることで、退職までお互いに気持ちよく過ごせるはずです。

伝えるタイミングには配慮を

バイトを辞める旨は1カ月前に伝えるのがマナーですが、バイト先の事情によって辞められないタイミングがあります。

まずは繁忙期です。1カ月前に伝えても、シフトの都合上、すんなりと退職日の調整ができないことがあります。その場合は、2カ月前に伝えるなどのバイト先への配慮が必要でしょう。

また、2カ月ごとにシフトを出すバイトや、塾講師のようにカリキュラムがあらかじめ決められているバイトなども、早めに伝えた方が良いケースといえます。バイト先の事情を考慮し、ベストなタイミングで伝えましょう。

辞める理由を考えておく

バイトを辞めることを伝えたとき、引き止められることもあります。引き止められても、トラブルがなく退職するためには、辞める理由を準備しておくと良いでしょう。

バイトを辞める理由は、自己都合であることがポイントです。たとえば、受験勉強や卒論に集中したい、就職を控えているといった理由があげられます。

職場への不満を理由にすることは避けましょう。自分の印象が悪くなるだけでなく、「改善したら残ってくれるかも」と思われて退職交渉が長引くおそれがあります。

「それなら仕方がない」と納得してもらえるように、バイトを辞める理由は自己都合によるものを用意しておきましょう。