目次
起業するには計画性が重要
 ・不動産投資に対する知識を得る
 ・目標を決める
 ・家族の理解を得る
まとめ

起業するには計画性が重要

不動産投資で起業するためには、計画的に行動しなければなりません。事前に計画を立てて起業に向けてひとつずつ準備を進めていきましょう。

不動産投資に対する知識を得る

不動産投資で起業しても、正しい知識と情報を得ていなければ稼げません。不動産経営では、以下の手順を踏む必要があり、どの段階でも失敗できないからです。

  • 資金計画を立てる
  • 物件を探す
  • 物件の収支計算をする
  • 収支に問題がなければ物件を購入して経営を始める

特に不動産投資でもっとも大事なのは、稼げる物件を探すことです。良い物件を見つけるためには、不動産に対する知識はしっかりつけておきましょう。また、「手付金をだまし取られた」「儲かる物件があると聞いたのに儲からなかった」などの詐欺を見抜くためにも重要です。

セミナーへの参加や書籍の購読、YouTube等の関連する動画の視聴など、実際に不動産経営をしてきた人のノウハウを学び、正しい知識を身につけてから不動産投資を始めましょう。また不動産投資を始めた後も最新の情報をキャッチし続けることが大切です。

目標を決める

不動産投資で起業する場合は入念に目標を立てましょう。明確な目標がなければ、事業の継続は難しいからです。

まずは不動産投資でいくら稼ぎたいのかを考えることです。目標金額を決めなければ、融資金額や投資する物件も決められません。「50万円の収入を得たい」「将来の年金収入に40万円を上乗せしたい」など目標を立てましょう。

なお、目標の収入金額を立てるときは、賃料収入から諸費用の支出を差し引いた金額で考えることが大切です。不動産投資では、賃料収入がそのまま得られるわけではなく、不動産管理会社への手数料や修繕費、損害保険料などさまざまな経費がかかります。

収入目標を決めた後は、いつまでにその金額を稼ぐのかを決めます。目標の収入を得るためには、何件の物件に投資する必要があり、いつまでに借入れの返済を終えるのかなどを入念に計画しましょう。

もし自己資金が貯まっていない状態なのであれば、不動産投資を始めるために必要な資金がいつまでに貯められるのかも考える必要があります。

家族の理解を得る

不動産投資で独立をする際は、必ず家族の理解を得るようにしましょう。

不動産投資で起業し、自営業者となり、自主管理するとなると入居者の対応や新たな物件探しで土日祝日も仕事する頻度が増えます。まだ起業する前であっても不動産投資について学ぶための時間が必要です。

このように、不動産投資を始めると家族で過ごす時間が減ることになります。そのため応援してくれる体制が整っていなければ、家庭に不和が生まれる可能性もあります。会社を辞めて独立することに家族が反対しているのであれば、「不動産投資で何をするのか」「今後どのように稼いでいくのか」などを丁寧に説明しましょう。

起業前に家族の理解が得られていると、仕事に集中する時間を確保できるかもしれません。時間をかけてでも事前に家族の理解を得ることで、事業に専念できる環境を整えやすくなります。

まとめ

不動産投資で起業する場合は、最初から法人化して会社を設立するのではなく、事業が拡大し所得が増えるまでは個人事業主事業として活動しましょう。

また不動産投資での起業を成功させるには、知識を得たうえで入念に事業計画を立てることが大切です。起業する前に家族の協力を得られやすい体制を整えると、独立に成功する確率が高まります。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

提供元・RENOSYマガジン

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