実際にメビウスの輪を切って確かめてみた
紙とペンとハサミを用意して、紙を長方形の形に切って2本の平行線を描きます。
長方形の紙を180度に1回ひねって、端と端が繋がるようにテープでくっつけるとメビウスの輪ができます。
描いた線に沿って、ハサミでちょきちょき切っていきます。
切り終わると、こんな形になりました!
正解は、2回ひねりした大きなメビウスの輪に、1回ひねりの小さなメビウス輪がくっつく形でした。まさか、メビウスの輪が2つできるとは…驚きですね。皆さんはこんな形になると想像できたでしょうか?
では、解説していきましょう。
解説
先程と同じ長方形に切った紙を使って説明していきます。分かりやすくするために、描いた2本の線の間に斜線を引いた紙を使います。
長方形の紙に描いた平行な2本の線が1回ひねられることで、それぞれの線の端が繋がって1つの終わりのない線ができます。2本の平行線の間にあった斜線部分は、その端同士が繋がります。
2本の直線を切ることで、この斜線部分は斜線ではない部分とは繋がらなくなるので、2つの輪っかができます。
輪っかが輪っかをくぐるようになっていたのは、斜線がない部分同士がひねられる際に斜線部分を横切る形で繋がっていたからです。
もしこの解説を見てもよく分からない人は、ぜひ実際に試してみてください。そのときに、メビウスの輪のひねる回数を変えて切ったり、線の本数を増やして切ったりしてみると、また変わった形を楽しむことができますよ。
参考文献
The Guardian
提供元・ナゾロジー
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