小さい頃、ちょっと変わった紙細工で遊んだことはないでしょうか?
表と裏がくっついている不思議な図形。そう、メビウスの輪です。
メビウスの輪とは
メビウスの輪とは、長方形の紙を180度ひねって端と端をくっつけたものです。
紙の表をなぞっていくと裏につながったり、裏をなぞっていくと表になったりと、表と裏が同時に存在しているという不思議な特徴があります。
その特徴と形からして、無限(∞)を表すものとしてよく例えられます。
メビウスの輪を切るとどうなる?
このメビウスの輪という名前の由来は、ドイツのフェルディナント・メビウスという数学者。このメビウスさんの同僚で、クラインの壺で知られる数学者フェリックス・クラインの誕生日を祝って、海外ニュースサイトThe Guardianが、こんなナゾナゾを投稿しました。
「メビウスの輪に、下の画像のような2本の平行な線を引いて切ったらどうなるでしょう?」
…むむむ…どうなるのだろうか…。輪っかを切るけどひねっているから普通の輪っかを切るのとは違うはず…ひねって切ったらどうなるんだろうか…。頭の中でシミュレーションしようとすればするほどよく分からなくなる難問です。
皆さんはこの形を見ただけでわかりますか?
ちなみに、1本の平行な線の場合は…
これが、
こうなる。
2回ひねりする大きなメビウスの輪ができました。
平行線2本のときはこれをもう一回切るのだから…うーん…さらに大きいメビウスの輪ができるのかな?
皆さんはこのナゾを解くことができたでしょうか?
このナゾを解くため、実際にメビウスの輪を切ってみました。