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摩周湖にまつわるストーリー
最後に

摩周湖にまつわるストーリー

アイヌ神話は自然との関係性が深く、よく知られているもに摩周湖のエピソードがあります。

コタン(集落)同士の戦いにおいて、神様の老婆(カムイッシュ)は村長の子供を抱いて逃れました。しかし子供は亡くなってしまい、老婆が悲しみに暮れて、屈斜路湖のカムイに対して休ませてほしいと頼みましたが、その答えは返ってきません。次に、摩周湖のカムイに同じように頼むと、摩周湖のカムイは「心行くまで休むが良い」という答えがありました。

老婆が休むとそのまま1つの小島になり、今も摩周湖の中に存在しています。摩周湖には小さな島があり、これはカムイシュ島と呼ばれていますが、周囲の神秘的な雰囲気から湖の神の力を感じるかもしれません。

摩周湖は別名神の湖(カムイトー)と呼ばれており、湖面には波一つない鏡のような美しさです。摩周湖へは女満別空港から車で1時間半ぐらいです。自然保護のため湖畔に行くことはできませんが、展望台から見学することができます。

最後に

アイヌ民族には語り継がれてきたさまざまな神話や物語がありますが、カムイへの感謝が伝わってくる話が多いです。北海道を訪れるとアイヌの文化や神話に触れ合える機会が多く、木彫りの工芸品などにもカムイを感じることができるでしょう。

※画像はイメージです。

提供元・北海道そらマガジン

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