日本のメジャーフィールドでも最難関と呼ばれている「淀川」。大都会のど真ん中を流れる川でアクセスもよく、足場もいいため連日アングラーで賑わう。今回は春の淀川のブラックバス釣りを紐解きたい。

淀川のブラックバス考察

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淀川のバス(提供:TSURINEWSライター斉藤永遠)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

淀川が全国にある様々なフィールドと一番違う点は、淀川のブラックバスはフロリダバスの混血(一般的なフィールドは、ノーザンバス)で、越冬などの意識は低く(ワンドにいる50cmないくらいのバスは越冬する可能性はあり)雪が降ろうと最低気温を記録しようと川の激流に身を寄せている。

生殖行動を終えたある程度育ったバスは、基本的にはワンドから抜けて琵琶湖の全開放流や台風の大濁流でもワンドに避難する個体も少ない。

日本で流れが強い河川+フロリダ混血の同条件フィールドは淀川と宇治川で、データが少ない。そのためブラックバスにルアーをアジャストできておらず、魚に辿り着くのが難しいと考えている。

淀川本流のピンスポット

今回は3月の淀川、本流についてフィーチャーしてみたいと思う。

本流では、ゴロタの地形やヨレにスポーニングを控えた個体が2月後半の大潮から見えだす。

流れのヨレ

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流れのヨレも要チェック(提供:TSURINEWSライター斉藤永遠)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

ゴロタやブレイクなど水中のストラクチャーから生まれる流れのヨレや反転流などにスポーニングを控えたバスが回遊してくる。

水中堤防

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水中に沈むゴロタ(提供:TSURINEWSライター斉藤永遠)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

水中にゴロタが堤防のように沢山沈んでおり、スポーニングエリアやフィーディングポイントとしてはかなり有望だ。

これら本流のピンスポットであれば、オスのブラックバスのアタリがあればメスのデカバスが居る可能性も高いので、30分から1時間ほど空けて入り直すのもデカバスへの近道だと思う。