唯一無比な存在だけにライバルとサイズで比較できない!?
三菱のパジェロミニが絶版となった今、ジムニーという車種に直接的なライバルはいないと言えます。軽自動車パッケージに、他車では真似出来ない悪路走破性と、道具感に溢れたスタイリングを実現した同車は、まさに唯一無比な存在です。
ジムニーのライバルを敢えて探すとしたら、トールワゴンのクロスオーバーです。具体的な車種を挙げるとしたら、ハスラーやekクロスなどです。
これらは本来、他のクロスオーバーとプラットフォームなどを共有し、しかもスタイルも居住性を重視したモデルなので、もちろんスペースユーティリティは上です。
例えば、ekクロスの車内寸法は…
車内長2,065㎜×車内幅1,340㎜×車内高1,270㎜
ジムニーに比べて一回り大きくなっています。もし居住性や実用性を優先させるなら、ジムニーは選択肢としてふさわしくありません。
ジムニーの場合は、悪路走破性という大きな命題が持たされています。路面からの大きな入力(衝撃)を吸収し、長期間の耐久性を実現するラダーフレームがあるお陰で、ジムニーはハードなオフロードを走れます。
しかし、シャシー一体型のモノコックボディと比べるとスペースを余分に取ることになります。また、大きな入力やヒットに耐えて、しかも凹凸に合わせてよく動くリジッドアクスル式サスペンションも、一般的なストラット式などの独立懸架式サスペンションと比べるとスペースを取ります。
こうしたメカニズムゆえにスペース制限の中で、最大限に居住スペースを確保した新型ジムニーは、決して空間効率が悪いとは言えないのです。
それどころか、新型になってから車中泊がしやすいシートアレンジや、荷室容量を考えれば、実はトールワゴンよりもエンジニアが努力した車なのかもしれません。
■ 主要諸元・寸法
全長3,550mm×全幅1,645mm×全高1,730mm
室内寸法:長さ1,795mm×幅1,300mm×高さ1,200mm
ホイールベース:2,250mm
トレッド:前1,395mm×後1,405mm
最低地上高:210mm
提供元・CarMe
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