》ジャガー・ルクルト – 新作コレクション03

(左)マスター・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー945 ギャラクシア

(右)マスター・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー945 アトミウム

【2022年新作時計速報】ジャガー・ルクルト|天体からインスピレーションを受けた最新3コレクション
(画像=(左)Ref.Q5262470。K18PG。45万ユーロ。(右)Ref.Q5263481。K18WG。47万ユーロ。ともに45mm径。5気圧防水。手巻き(Cal.945)、『Watch LIFE NEWS』より引用)

 最後に、各5本のみ製造というグランド・コンプリケーションウオッチを紹介。簡単にいうと、星図に天空表示、星座カレンダー、ミニッツリピーターを組み合わせたキャリバー945に、さらにコスモ トゥールビヨンを搭載したモデルである。

 ブランドの時計職人らは星を基準として恒星時を表示することができるメカニズムを開発。23時間、56分、4.1秒の恒星時は、地球の自転を遠く離れた恒星と比べて測定することによって定義され、24時間である太陽日は太陽を周回する地球の軌道によって測定される。
 なお文字盤中央に配した天空表示は、ジュウ渓谷に位置するジャガー・ルクルト本社と同じ緯度の北緯46度から見た北半球の夜空を展開。リアルタイムで星座の位置を描き出してくれる。

 星図では、今回初となるグリザイユ・エナメルを導入。明暗効果を実現できるという点で際立つ、16世紀のフランスで誕生した絵画技法。中間調と陰影により、まるで立体であるかのような錯覚を生み出す。
 ブルーまたはブラックで何回も色を重ねて深みと強度を出し、さらに重ねるたびに焼成をする。その後、極細のブラシを使ってホワイトエナメルでイメージを重ねる。
 エナメルは厚くなるほど明るくなるためこの上なく美しく、まるで奥行きがあるかのような極めて魅力的なグリザイユがそこに存在する。

 また天体を思わせるこれらの複雑機構に加え、ミニッツリピーターも装備。クリアで明朗な音を奏でてくれる。

文◎Watch LIFE NEWS編集部

提供元・Watch LIFE NEWS

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