釣り人にとって春を知らせてくれるのは「桜」ではなく「メバル」という魚。そんなメバルの生態について調べてみました。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

メバルってどんなサカナ?

メバルは、「カサゴ目メバル科」の魚で、北海道南部以南の岩礁帯に生息し、九州や朝鮮半島南部まで広く生息している魚です。

大型の物は、最大40cm近くまで成長するといわれています。

岩礁帯や、藻場を好む根魚なので、身を隠せるような障害物がある場所にいることが多いです。身を隠せる場所であれば、港や砂浜問わず生息しており、根魚ではありますが、エサを捕食するときは、群れで海面付近まで浮いてくることがあり、地方名でウキソと呼ぶ地域もあります。

メバルの食性

メバルは、肉食性のサカナで、ゴカイやエビやカニ、小さな小魚などを捕食しています。

シーズンによって食べるエサが変わることでも知られており、例えば、初秋には、小型のイカを捕食していたり、春には、イカナゴやシラウオなどを主に捕食しています。

しかしこれは生息するエリアによっても変わる事なので、一概には言えません。