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山の絵を描くときの鉛筆は何がいいの?
山の絵を描くときの基本を知りたい!
山の絵を描くときの鉛筆は何がいいの?
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スケッチ用の鉛筆は数限りなくあるので、何を買っていいのか迷ってしまいます。まずは、以下の基本的なことを覚えておきましょう。鉛筆に付いているH・B・Fの記号は「芯」の濃さと硬さを表しています。
【H:HAED(ハード)】
硬さを表わします。Hの数字が多いほど色が薄くて硬さがあります。
【B:BLACK(黒)】
濃さを表わします。Bの数字が多いほど色が濃くて柔らかいです。
【F:FIRM(ファーム)】
しっかりしたという意味です。HとHBの中間の濃さと硬さです。
鉛筆の濃さと硬さは10H〜10Bまであります。たくさん種類を持っても使いこなすのは大変なので、最初は3B〜3Hの鉛筆を持っていれば大丈夫です。何度か使ううちに「もっと細くてシャープな線が描きたい」とか「もっとふわっとしたタッチを描きたい」などの希望が出てきます。少しずつ買い足すようにしましょう。人気があるのは「三菱のハイユニ」やドイツの「ステッドラー」です。
山の絵を描くときの基本を知りたい!

まずは、実際に山の絵を描く前に家で練習をしてみましょう。インターネットなどで山の写真を探してください。そして、「よく観察しながら」その景色をスケッチブックに写すような気持ちで描きます。また、ほかの人が描いたスケッチをたくさん見るのも役に立つのです。描写力に優れたもの、細かい部分まで描き込みをしているもの、単純な線でかわいい雰囲気のものなどたくさん種類があります。その中から、自分で「こんな絵を描いてみたいな」「この雰囲気が好きだな」と思うものを真似して描いてみましょう。現実がそのまま反映している「山の写真」と、描いた人の目と感性を通して表現された「山の絵」を見比べて観察力を養ってください。さらに、写真や絵の「構図」にも注目しましょう。長方形に切り取られた風景の中で「山」はどこに位置しているかを観察するのです。真ん中に山があるのか、山は端に位置していて裾野に広がる樹木まで描いているのか、目の前の高山植物をていねいに描き背景として山が入っているのかなど、いろいろな構図があることに気が付くでしょう。何枚か練習画を描いて、鉛筆やスケッチブックに慣れることも上達への近道です。